ここのところ僕も討論番組を見ています。はがゆくて仕方ありません。識者や憲法学者が集まって様々な意見を言っていますが、一番肝心なことについてふれていません。
「憲法改正はしなければいけない。昭和憲法はＧＨＱに押し付けられた憲法で占領基本法だ」と堂々と言っている人もいます。ところが左翼の連中は占領基本法だと認めません。これはおかしいのです。占領基本法だということは、認めなければいけません。
ハーグ国際条約では「占領した国に憲法を押し付けたり、法律の改正をしてはいけない」という条約があります。それを無視して終戦後、１年経って日本に憲法を押し付けたのですからこれは違法です。
それを正しいと言い張るために東大の学者は「あの憲法は占領軍により改正を迫られた。しかし、我々も精一杯受けて立った。だから改憲という手続きを取った。明治帝国憲法の改正手続きに則ってやったのだから合法だ」と言うのです。
この憲法は占領基本法です。帝国憲法と内容が全然違います。内容が全然違うものを「屋号を変えただけだ」と言うことはできません。明らかに明治憲法と全く違うものです。
まず、主権が違います。明治憲法の主権は天皇です。今の我々の日本国憲法の主権は国民です。それだけで全然違います。帝国憲法の改正手続きで変更できる内容ではありません。主権は一番大事なものです。帝国憲法改正論は如何に正しいと主張してもインチキです。これはＧＨＱに押し付けられた憲法改正です。「新しい憲法だ」と思う必要があります。
これも大事な問題です。もっとこの問題を深くやらなければいけません。基本的人権や、国民主権とか、様々なことを議論しています。「何のために憲法改正をやるのか？」という質問に対して識者はトンチンカンなことを言います。「人権問題、社会保障などが現状にあっていない。だからこれを改正しなければいけない」と言うのです。
憲法改正の問題点は誰が考えても第９条です。９条になんて書いてありますか？
憲法第九条
- 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
- 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
この前提条件が日本国憲法の前文です。
「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」と書いてあります。
そこで左翼の連中にこのように質問すればよいのです。共産党も民進党も「憲法改正は絶対反対だ」と言います。公明党も反対です。公明党は「憲法を書き加えることはよいけれども、変えることは認めない」といいます。
「ではお聞きしますが（これを皆言いません）、日本の周りの国は平和を愛する諸国民ですか？」馬鹿なことを言っているものではありません。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と憲法の前文で言っているのですが、日本の周りの国はドロボウばかりです。北朝鮮は核兵器をもってミサイルを飛ばしています。シナは尖閣尖閣を飲み込もうとして南沙列島には滑走路をつくり、沖縄は「我が国の固有の領土だ」と言い、韓国はあのザマです。従軍慰安婦像がどんどん増えて今では６８体造っています。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しよう」などできないでしょう。
では、どうするのでしょう。これを変えなければいけません。憲法改正を反対している連中はこれに答えてみてください。どうやってこの問題を乗り切るのでしょう。「占領されてしまえばいいのだ」ということをいう馬鹿もいます。冗談ではありません。
西部邁も怒って言っています。「自衛隊を5倍にして、日本は原爆を持たなければダメだ。何故、原爆を持とうとする気概がないのか！」と言っています。
このように突っ込めばよいものを、テレビを見ていると誰も突っ込みません。一番肝心な点です。これに失敗すると我が国は滅びるのです。一番大事な根本の問題を突っ込まないのです。共産党はこの問題をどう答えるのでしょう。蓮舫はこの問題にどう答えるのでしょう。シナが攻めてきたらどうするのでしょう。日本は交戦権がありません。交戦権とは相手の国と戦う権利です。それを日本はもっていません。自衛隊が如何に強くても戦うという権利がありません。交戦権を放棄しているのです。それでは戦えません。
法律的に言えば、シナが沖縄に攻めてきたら、日本は交戦権がありません。守ることはできますが戦いはできません。相手から攻撃されたならば、相手の基地を叩かなければいけません。交戦権がないが故に叩かれたら、叩きかえせないのです。
自衛隊の航空機は燃料が半分しか入っていないので、敵を攻撃して帰ってこれないのです。そのような馬鹿馬鹿しいことをやっているのです。
航空自衛隊のパイロットは「海にＦ－１６を落とします」と言っています。爆弾を落としても燃料がなくなるから日本に帰ってこれないのです。そんな苦労をさせているのです。これは大問題です。憲法の問題からきているのです。自衛隊もそのような憲法を持っている中で、どのように現実を達成していくか相当悩んで、必死でやっているのです。
日本には肝心な交戦権がありません。これを変えないとダメです。「外国の侵略に対しては、我が国は国軍を持って撃退する」という内容に憲法を改正しておかないとダメなのです。交戦権はもっていない、厳密に言うと自衛隊もダメなのです。「丸腰でいなさい」という憲法です。
「どんなに侵略されても、かまれても黙っていなさい。相手を撃ってはいけません」という憲法です。相手が調子に乗って日本の領土を侵犯すると、自衛隊がスクランブルをかけても自衛隊は撃てないのです。警告するだけです。「ゴウアウト！」と言うだけです。
普通ならば、自国の領土に他国の戦闘機が侵入したら、文句なく撃ち落とすことができます。竹島問題もそうです。日本は交戦権がないのでできないのです。
憲法９条は一番変えなければいけないところです。福祉や教育など二の次、三の次です。生存権に関することは、一番に考えなければいけない問題です。
敵が侵入してきたら戦える軍隊に憲法を改正することが憲法改正の最大の焦点です。「それはダメだ」というならば、左翼に聞きなさい。日本の防衛はどうするのですか、志位さん答えなさい。蓮舫、どうするのか答えなさい。シナが侵入してきたら、手をあげて「参りました。シナ様」と言うのでしょうか？
シナが何を考えているか知っているでしょう。習近平は「ハワイまで俺たちの海だ」と言っているのです。ハワイから下はアメリカのものです。それを「納得してくれ」と習近平がオバマに言ったのです。
オバマは烈火のごとく怒って「ふざけるな！」と言ったのです。習近平は馬鹿だから「当然のことだ」と思っているのです。ハワイまでということは、当然日本も入ります。だから虎視眈々と日本を狙って「尖閣尖閣は俺のものだ」と言っているのです。次に「沖縄も俺のものだ」と言っています。次に「日本は誰のものか？」というと「シナのものだ」という話になってくるのです。
そこで言われてくることが女王卑弥呼の存在です。だから僕は女王卑弥呼を否定しているのです。否定しておかなければいけません。邪馬台国はシナ人の偽書です。これが地政学です。日本はシナの属国であったことは一度もありません。
聖徳太子の昔より、「日出処天子至書日没処天子無恙云々（日出処の天子、書を没する処の天子に致す。つつがなきや）」と言った言葉を忘れてはいけません。これは言っておく必要があります。
女王卑弥呼などいたら、日本の歴史書『古事記』『日本書紀』に書いてあります。一つも書かれていません。書いていないということは、卑弥呼はいなかったのです。何故、学者どもはそれが「ある」と言うのでしょう。
しかも卑弥呼の墓も道鏡１００枚も金印も見つかっていません。墓には千人の奴婢（ヌヒ）を埋めたのです。それも見つかっていません。「邪馬台国はなかった。これはシナ人のウソなのだ！」と言えばよいのです。
このような問題が出てくるので、憲法第９条は変えなければダメです。日本は軍隊を持たなければダメです。交戦権を持たなければダメです。それが始まりです。次に主権の問題です。主権を天皇に帰すという問題になってきますから、これは簡単にはいきません。女性天皇などとんでもありません。女帝論を唱えるのは、すべてシナ・共産党の手先です。シナ・共産党など知れば知るほどひどいものです。毛沢東は１億人も殺しています。
毛沢東は殺人鬼です。「殺さなければ民衆は治まらない。２０万人殺せば、２０年間治まるだろう」という考えです。共産党は悪いことをしたから殺すのではありません。殺すことが目的です。共産主義が日本で天下を取ったらそうなります。
今まではニコニコ笑っていたのに、「反対分子を殺せ。日本人を２０万人殺せば、中国共産党は強い力を持つ」ということです。共産党は「強い力を持つためには殺さなければならない」と言っているのです。これが共産党の考え方です。
共産党は革命を起こすためには今の憲法のほうが都合がよいのです。憲法第９条はそのような問題を含んでいます。皆さんもそのような目でこの問題の討論をよく見てください。
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