円高になると株は下がります。これは世の中を見る方程式です。戦争がなくなればデフレになります。これも方程式です。
デフレになると物は売れないから、経営者は必死になって物を造るから、そこから次世代の新しい発明ができてくるのです。それが新時代の幕開けとなるのです。
デフレになって消費が動かない場合は、公共投資をするのです。政府がお金を出し、道路を造る、新幹線を造るということです。
三橋貴明さんは面白いことを言っています。この時に軍備の拡張をすればいいのだといいます。すると一挙にGDPは上がります。一般的にはこのように考えません。軍事費は消費です。物を消費するのだから、軍備にお金をかけても一般世間では意味がないといいます。
GDPを押し上げるのには軍備が一番よいのです。軍備はGDPに対して5%くらいです。それを10%にしてしまえばよいのです。すると5兆円が増えるのです。増えた分はGDPに乗せられるのです。GDPを伸ばすのには軍事費の拡大が一番よいとわかります。
「そのお金は国民に対して何の意味がないではないか」と考えるのですが、考え方が違うのです。実は「安心」という大サービスを自衛隊は行っているのです。自衛隊・消防・警察もそうです。これらはサービスです。これらにお金をかけるというのは、サービスが増えるということです。
日本のGDPの生産量を占める割合は20%しかないのです。後の80%はサービス産業です。流通、鉄道、運賃、飛行機の航空代もそうです。これらはサービス業なのです。GDPが増えればサービス産業の比率が増えて、国民がそれだけ豊かになっているということです。
後進国は物造りの比率が多く、韓国は50%くらいが製造業です。日本は20%くらいしか物を作っていません。後の80%はサービス業です。サービス業が増えれば増えるほど、豊かだと人間は思うのです。
介護も受けられる、病院もサービス業です。国民が豊かになっていくのはよいことです。20%しか生産していないということは、80%は豊かになっているのです。そこで、軍事費を2倍に増やせばよいのです。
軍事はムダな産業だと思っていませんか? そうではないのです。国民に安心という大サービスを与えているのが軍事産業です。これはサービスです。軍事費が上がると「消費した」と思うのは間違った考えです。「サービスが増えた」と思えばよいのです。「それもGDPの中に入るのだ」という考え方です。面白い考え方です。
最近、週刊誌で辛坊治郎さんが「国民一人あたり、毎月10万円ずつくばれ」と言っています。しかも、赤ん坊からお年寄りまで、毎月10万円払うのです。夫婦ならば、20万円、子供が一人いれば30万円もらえるのです。毎月もらえるのです。政府が国民にお金をくれるのです。
「そんなことはできるはずはない」と思いますが、できるのです。日本国民は1億3千万人だから、130兆円使うとできてしまうのです。その代り、生活保護をやめるのです。それから介護・医療費も削減するのです。すると70兆円くらい浮いてくるのです。年金で支払っている額だけで60兆円くらいあります。そのような経費が消えるのです。
その代り政府は毎月、10万円ずつくれるのです。すると生活保護を受ける必要もありません。お金を貯める必要もありません。死ぬまでもらえるのだから、大安心です。
そうすれば消費も始まるし、老後は安定しているのだから、「ここらでお金を使おうかな」とお金も使いだすのです。今は先が不安だからお金を使わないだけなのです。そのようなことを考えると「やれるのだ」と言っているのです。
やっとこんな考え方が出てきたのです。やればできるのです。それと僕が前から言っている無税国家をやってしまえばよいのです。今の制度だと膨大な手数料が払われているのです。生活保護を査定する人間、年金を担当している人間など、様々な無駄な金が消えてしまうのです。皆にあげてしまうのだから無駄な経費はいらないのです。
無税国家、これは馬鹿にした考えではないのです。僕はよいと思うのですが、皆さん、無税国家を実行しませんか? 毎月10万円はくれる、その他は無税です。一切税金がかからないのです。「タックスヘブン」もへちまくれもありません。税金がかからないのです。
それはできるのでしょうか? できるのです。貨幣の発行権は国家がもっているのです。国家が決めて必要なお金はいくらでも刷ればよいのです。何故、税金を取るのでしょう。くだらないゴミゴミした計算をして「税金がいくら、消費税がいくら、復興税がいくら」と申告して、それを役所が受けて審査をして膨大な税務署があり、それを支える会計事務所があります。会計事務所がさらに税理士などかかえて、税金を取るために、ものすごい無駄遣いです。
タバコ1本にも税金をかけて、お酒にも税金をかけて、なぜそのようなことをするのかというと、目に見えない形で税金を取ろうとするからです。そんなことはやめなさい。人が死ねば相続税で半部以上は取られるのです。今は60%です。
1億円もって死んだら、60%は税金でとられてしまうのです。田中角栄の家も半分になったのです。税金で払えないから、物納するのです。「それで勘弁してください」というから、相続するごとに財産がなくなってしまい、次の人は払えないから、土地は4分の1になってしまいます。どんどん土地が小さくなり、大地主がいなくなってしまうのです。
こんなことはよくないのです。人間はやはり「自分がやったことを残したい」という気持ちがあります。せめて家くらい残したのですが、自分が死ぬと半分になってしまうというケチな税制はやめるのです。無税にしなさい。これが僕の主張です。
辛坊さんの話と僕の主張を合体すれば、それだけですごい国家になってしまいます。税金などいらないのです。政府は使いたいだけ使えばよいのです。
「国民からは一切税金を取りません。所得税も取らない、法人税もとらない、消費税も一切取りません」するとまず税務署がなくなります。税務署がかかえている膨大な人数が日本全国にいます。杉並区でも税金をとり、都税でも取り、国税も取るのです。こんな複雑なことはいらないのです。
「明日から税務署の職はなくなります。公認会計士もいりません。すべてクビです。失業です」それだけで膨大な人数が浮いてきます。政府は使いたいだけお金を使えばよいのです。
これは共産主義と似ています。共産主義国家があり、共産党員で固めているのです。その下に資本主義社会があるのです。ただし、中国は細かい税金をつくっていますが、馬鹿なのです。税金はいりません。共産党幹部が勝手にお金を発行して、「使います」と言えばよいのです。それで終わりです。
汚職もないし、脱税もないし、何もないのです。よい国家です。政府のお偉いさんたちは、別世界の人々で、その人たちはお金を使えばよいのです。我々がいくら働いても税金がかからないのです。無税です。これでやれるのです。
本当に無税国家は優れた理論だと思います。今の馬鹿な連中には想像もできないことです。政府はお金を発行する立場にあるのです。いちいち細かく盗って配分するのをやめて、使いたいだけ使えばよいのです。あまりひどい使い方をしてはまずいので、一応議会で監視する程度でよいのです。
すると皆気分が非常にスッキリします。ものすごくスッキリします。やればできるのです。松下幸之助はかつて、「税金をとらない国家を造る」と言ったのですが、皆がびっくりしたのです。できるのです。
松下幸之助は、日本国がもっている資産、東京大学などの資産を「売りとばしてしまえ」と言ったのです。「国有地などくさるほどあります。それを売り飛ばしてしまえ。お金にして金利で稼ぐのだ。そうすれば100兆円くらいはすぐに稼げるのだ」と言ったのです。すると国民は税金を一切払わなくてよいのです。
国家はお金をもっているのです。国有財産を売りとばして、それを投資にまわすのです。そうすればお金は増えます。国家がもっている膨大なお金の10%を金利で回せば100兆円くらいすぐに浮いてくるのです。何もいりません。これが松下幸之助の無税論です。
僕の考えは違います。お金は造っている側が使いたいだけ使えばよいのです。それでよいのです。何も困らないのです。税金が見えてこないのです。お酒を1本飲むと税金がいくらかかっていますなど、そんなことは嫌なことです。何を買っても税金・税金です。税金を頭から捨てさせてください。
そのためには無税国家を造るのです。これがこれからの大きな流れです。辛坊治郎さんの「毎月10万円を国民にくれる」というのはよい考えです。これを実行すれば国民は天国です。すると「日本国民にしてください」とみながきます。
「そう簡単には日本国民にはなれませんよ」と言えばいうほど「何とかお願いしたい」と言ってきます。「すべていうことを聞きますか?」と言うことを聞かせて、準国民にしてあげてもいいのです。
頭の転換により、そのような夢の生活が実現化してくるのです。
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