自衛官に軍刀を持たせろ! | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

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※防衛大学生行軍


 時代錯誤の意見かもしれませんが、日本人と刀というものは大変深い因縁があるのです。かつて神武天皇は熊野でクマが出現したため、神武天皇も全軍も気を失い、力が萎えてしまい、高倉下(たかくらじ)が献上した剣を持ち寄ると神武天皇は目を覚まし、熊野の悪神をことごとく切り倒したのです。

 神武天皇が高倉下に聞くと、夢枕に天照大神が葦原中国の平定に建御雷(たけみかづち)に降臨して手助けせよと命じたのです。建御雷は自分の使用した剣をさずければ事は成ると言い、神武天皇に授けさせたのだと言います。その剣は布都御魂(ふつのみたま)と呼ばれる、石上神社の御神体です。そのように古事記には書いてあります。

 その時以来、我が国は刀と非情に深い因縁をもっているのです。草薙剣は、天皇の三種の神器です。草薙剣を造ったのは、技術者集団だったとも言われています。剣の名前ごとに刀匠がいたのではないかと言われています。日本と剣は深い関係があり、神話から始まっているのです。

現代では、日本の自衛隊は安保法制が通り立派な軍人になったので、アフリカのスーダンに行き、要人警護をするのです。撃ってくるゲリラに対して、自衛隊は武装して今度は本当に発砲して殺すのです。自衛隊は軍隊です。どこでも行くのです。

一説によれば、中国が埋め立てた南沙列島からアメリカ軍は手を引き、その代り自衛隊がフィリピン軍とベトナム軍と共同で軍を派遣するのです。そのような話ももう出てきているのです。

安保法案が通ったので自衛隊は立派な軍隊です。「自衛隊」という名の軍隊です。「石油を運ぶシーレーンは守らなければいけない」となると、本土だけの守りだけではないのです。ということは、自衛隊は軍隊です。外国はそのように見ています。

昔は、自衛隊の指揮官は白い棒をもって「整列!」とやっていたのです。いつの頃からそれがなくなって、防衛大学の学生は剣をつっているのです。儀仗刀(ぎじょうとう)といいますが、これは海上自衛隊から始まったのです。

海上自衛隊は船に乗り世界各国に行くと、歓迎の式典をやってくれるのです。その時に各国の武官は長剣を下げてくるのですが、自衛隊は剣がなかったのです。だから自分で長剣をつくって、海上自衛隊が儀式の場で用いだしたのが始めです。

長剣は私物です。正式な装備ではなくて、自分で買ってつりさげたのです。それがいつの頃からか、防衛大学の学生が長剣をつったのです。防衛大学も一時、短剣をつろうという話があったのです。すると「短剣など時代錯誤だ!短剣などつったらおかしい」と言われたのです。その時に海軍兵学校のように短剣をつればよかったのです。

しかし、ここまでくればそうなってもよいと思いますが、パレードの時は小隊長クラスは剣をもって「捧げつつ!」と行進しています。

実は少年高等工科学校でもそうなのです。少年高等工科学校は、15歳から18歳までですから高校生です。それでも儀式のときは儀仗刀をもっているのです。この儀仗刀の材料は青銅です。青銅にクロムメッキをしてあるのですが玩具です。これはやめたほうがよいでしょう。

自衛隊は本物の軍隊になったのですから、儀仗刀はやめて本物の斬れる剣をつってもらいたいというのが僕の希望です。それもサーベルの形ではなく、太刀型の日本人独特の日本刀を持つと力強くなるのです。軍刀を下げてもらいたいと思います。

陸上自衛隊の幹部も、海上自衛隊の幹部も、旧海軍にならったような軍刀をもってもらいたいと思います。

特攻隊で死んでいった若者たちはみな日本刀をもたされたのです。それを握りしめて突貫していったのです。そのようなものがないと可哀想だから、やはり精神を与えることが大事です。

神武天皇以来から日本刀は精神なのですから、自衛隊には本物の軍刀を使ってもらいたい、斬れる軍刀をもってもらいたい、玩具ではダメです。相手は本物をもっているのですから、斬られてしまいます。剣は非常に大事な日本精神です。


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