安保法制で離島が占拠されたらどうするのか? | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

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プライムニュースで元・髭の隊長の佐藤正久(自民党国防部会長)さんと、慶應義塾大学総合政策学部准教授の神保謙さんの対談を聞いていてまさに呆れました。とくに佐藤隊長には呆れました。

 例えば石垣島には警察官が2名しかいません。島民が1600人くらいいるのですが、警察官が二人しかいません。そこに武装中国人が50人くらい来たら警察官では対応できません。どうすればいいのでしょう。では、自衛隊員をおけばいいのですが、「自衛隊員を置くとおかしい」というのです。

 中国軍が来ると「日本が自衛隊を出してきた。だから、我々も軍隊を出すのだ」このようになってくるというのです。この理屈がわかりますか? 「離島に駐在するのは警察官でいいのだ。もし占拠されることがあれば、海上保安庁がでるのだ。海上保安庁では対抗できないとわかったら、自衛隊が出動するのです。そのような順番をふまないと、『先に軍隊を出したな』と言われてしまう」というのです。このようなことを言うのです。頭がおかしいのではないでしょうか。

 なぜ頭がおかしいのかというと、人の国に入ってきて島を占拠したら「侵略」です。紛争ではありません。紛争と侵略の違いもわからないのでしょうか。我々日本国は侵略しないと言っているのです。

憲法第9条の条文では、

「1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」

「2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」と書いてあります。この憲法が骨の髄まで効いているのです。

 敵が軍隊をもって我が国の島に入ってきたならば、それは「侵略」です。紛争ではありません。僕はそう思っています。万が一、自宅に中国人の強盗団が入ってきて刃物をもって入ってきたとします。ガラス窓を割って侵入しようとしたら、話し合いではすまないのです。

 そのようなときに、日本人は「話し合いをしよう」と言うのでしょうか。侵略されているのですから「我が国の領地内に入ったら、問答無用に戦闘する!」のが当たり前です。それをしないから、日本人は殺されてしまうのです。その自覚がないのです。ガラスを破って汚い手を突っ込んで、ドアを開けて侵入してくる人間は殺意をもっているのです。その人間と話し合いなどありません。これは立派な侵略です。侵略に対して向かうことは戦うことだけです。

 憲法第9条の欄にそれが抜けているのです。国際紛争という言葉がでてくるのですが、紛争の場合は話し合いです。その話し合いのために「陸海空軍は保持しない」というのです。これはこれでいいのですが、「侵略された場合」ということが抜けているのです。

 「我が国は侵略された場合」は、どうするのでしょう。これは憲法に書いていないのです。紛争はでてきますが、お互いにイーブンでどんな問題でも話し合いです。

 例えば、竹島問題にしてもそうです。完全に韓国軍に占領されています。竹島にヘリポートや建物まで造られて、韓国に領されています。あれは戦って追い出さなければいけません。

 尖閣列島もそうです。中国人が虎視眈々と狙って「中国の領土だ」と言っているのです。尖閣列島は我が国の主権の及ぶところです。1歩でも入ったら「やるぞ!」という姿勢が当たりまえです。

 それが「話し合い」なのか、「侵略なのか」ということが軍人ですら、わからなくなっているのです。石垣島には2人しか警察官はいません。そこに武装中国人が入ってきたら、警察官では太刀打ちできません。「その次はどうしますか?」と聞かれると、海上保安庁が出てくるのです。海上保安庁も武装しているからそれで戦うのです。それでも手におえない場合は自衛隊が出動するのです。違うでしょう!

 我が国に武装侵略した場合は、ただちに戦争です。そのように憲法に書いていないのです。書いていない場合は、日本政府は「そんなことはありえない」と考えているのです。憲法に書いてないことは、何をやっても自由です。

 「国際紛争の解決のために陸海空軍を持たない。威嚇をしない。脅かしもしない。戦闘もしない」と書いてあります。しかし、侵略された場合と、国際紛争は違います。「侵略」を国際紛争という馬鹿がどこにいるのでしょう。

 このブログを読む皆さんは、このことをよく考えたほうがよいのです。ここから先は侵略です。自分の家に夜誰かが訪ねてきて、「トントントン」とドアをノックした。これは侵略ではありません。そいつを問答無用にやってしまうというのはダメですが、ドアに手をかけて石を投げてガラスを割って鍵を開けて入ってこようとする者は完全に侵略者です。侵略者に対しては正当防衛です。今の日本の警察は、そのような正当防衛でも「過剰防衛」というのです。

 それを恐れるからみな手が出せないのです。「ここに包丁をがある。待てよこれで、侵入者をやっつけると過剰防衛になってしまう」と思うのです。警察は、「侵入者はどのような武器を使ったのだ。お前も過剰防衛だから逮捕だ」このようになってしまいます。ここの考え方が間違っているのです。「侵略」という定義をしていないのです。

 人の家に入ったら侵略、日本の国に入ったら「侵略」、紛争ではありません。そのようなことをはっきりとわからなくてはいけません。

 竹島問題は李承晩ラインによって発生したのです。韓国軍が入ってきて竹島を占領したのです。その時、いろいろな意見があったのです。朝堂院大覚さんによると、日本の政治家は5億円もらったのです。それで黙っていたのです。我が国が侵略されて5億円で黙っていたならば、国賊です。5億円で日本の領土を売ったのです。5億円もらって自分の懐に入れてしまったのです。まさに売国奴です。

 自民党の政治家は、「侵略」と言いません。丸く収めようとするのです。なぜかというと、ODAにしても復興支援にしても賠償金を払うのです。韓国がいたけだかに言ってくるのは、「日本に言えば金になるぜ!」と思われているのです。

 日本の政治家が共謀するのです。「賠償金払いましょう」と言い、賠償金を払う名目が欲しいのです。「賠償金を1千億円払いましょう」というと、その内の5%くらいはバックしているのです。たまらないでしょう。日本の国を売りとばして、5%バックをもらうのです。5千億円の5%は、25億円です。こんなおいしい仕事はありません。だからみなそのような話にもっていくのです。

 「何を言っているのだ。俺たちの主権だから黙っていろ!」と言わないのです。「すいませんでした」と言ったほうが政治家は自分の懐に入るのです。「すいません」と日本政府が謝るから、他国へ賠償金(お金)を払うのです。相手国もそれを知っているから、「またもうけ話をもってきてやったよ。従軍慰安婦はいい儲け話だろ? わかっているのだぞ!」このような話です。

 昔だったら、「従軍慰安婦ですぐに金を払います」という話です。金丸信も北朝鮮に「1兆円あげる」と約束したのです。その見返りに金塊をもらって帰ってきたのです。それを売国奴というのです。そのような政治家で満ち溢れているのです。紛争が起きて、日本政府が謝罪すれば、政治家の懐にお金が入るという計算です。

 これでは日本はよくなりません。だから侵略という定義の問題をいい加減にしているのです。このような売国奴だらけの自民党は、いい加減に終わりなさい。天罰を受けるでしょう。



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