一般方向を間違えるな! | 中杉 弘の徒然日記

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 僕は絶対に道を間違えません。従って、今まで迷子になったこともないし、山に登って道が分からなくなったこともないし、船に乗ってもわからなくなったことはありません。いつも分かっています。だから、大なる危険はいつも避けられてきています。

 これは、非常に大事な事でトップに立つ人間は道を間違えてはいけません。国家を指導する者が、国家を指導する方法を間違えていたならば、日本国全体が大変なドロ沼に入ってしまいます。

 指導者というものは、常に「道が間違えていないか?」ということを反省する必要があるのです。ところが、安倍内閣は全く反省する余地がありません。「自分の考えに信念をもってやっている」と言いますが、政治家は信念を持ってはいけないのです。

 間違えているかもしれないのです。「この道を行ってよいのだろうか?」と考えるのです。もし、間違えていたらとんでもないことになってしまいます。よく、山で遭難する人は、「この道でよいのか?」と思って、どんどん反対の方向に進んでしまって気が付くと出れなくなってしまいます。山はとくに怖いのです。

 絶対に道を間違えてはいけないのです。絶対に道を間違えない方法があるのです。これは、「鳥瞰(ちょうかん)する」ということです。鳥のように上から見るのです。ナビゲーションも、「これはおかしい」と分かる時があります。「どちらから来たのか? 俺が来たのは向こうだな」とか、「左から来たのだな」と分かれば、細かくは分からなくても、「右は西で左が東だ」と、分かるのです。

 すると、帰る方向は、「こちらの方向だな」と、いけばよいのです。船でも、人生でも同じです。この方向から来たのだから、こうやれば戻れる。今、自分は全体の中のどの位置にいるのか?」ということを考えていけば方向に迷うことはないのです。

 目の前の道だけを考えているから方向を間違えてしまうのです。「道は1本ある。よい道だ。これを行けばよいのだ」と思っても、反対に行けば良い道かもしれません。そうではなくて、遠くの山の上から見るように、「自分がどこの位置にいるのか?」ということを考えながら行動すると今の方向が分かるのです。

 これを旧軍隊では「一般方向」と言ったのです。将軍というもの、指揮官というものは、一般方向だけは間違えてはいけないのです。他の事は間違えてもよいのです。

 かつて、ナポレオンがワーテルローの戦いにおいて敵を追っていったときに、二つの道があり、農夫に「どちらに逃げたのだ?」と聞いたのです。すると、農夫は「こっちです」と言うのです。そちらの方へ行くとナポレオンの軍隊はドロ沼に入り、大変な目に遭いました。その農夫がウソをついたのです。

 ナポレオンは、一般方向を間違えてしまったのです。だから、会社の経営者もそうですが、儲からない所に道を進めていったならば自滅するのです。一般方向を誤ったら、部下がいくら頑張ってもダメなのです。

 魚がいないところで釣りをしているようなものなのです。魚がいない海や川に行っても釣れないのです。やはり、魚がいるところを目指して進まなければいけないのです。或いは利益が上がるところを目指して進まなければいけないのです。

 経営者というものは、自分の進んでいる道が「これでいいのだろうか? 間違っているのではないか?」ということを反省しながら進まなければいけないのです。特にこれが一国の指導者になったらなおさらです。自分の判断力で全てを巻き込んでしまうことになるのです。

 さて、そのようなことを前提において安倍内閣を考えてみると、「彼は一般方向を間違えていないのだろうか?」と考えます。答えは、間違えています。一般方向を完全に間違えています。自衛隊が一般の軍隊と同じ行動をできるようにしていくことは間違っているのです。

 「もう日本はそのような道を歩まない」と決意してきたのです。集団的自衛権を行使して、日本を襲ってくる敵にたいして戦うことは分かります。いくら金をかけても日本を守らなければいけません。ところが、アメリカと一緒になって、或いは国連軍と一緒になって日本を守ってもらったならば、今度は国連軍の活動に参加しなくてはいけなくなります。

 アメリカに守ってもらったならば、アメリカの軍隊に日本が首をつっこむということになるのです。どう考えても利口ではありません。他の国は関係ありません。我が国は戦争など起こす国ではありません。アメリカは戦争を起こす国で、戦争経済なのです。

その国と集団的自衛権を組むということは、如何に恐ろしいことか分かっているのでしょうか? 安倍は頭が悪いのか、わざとやっているのか、無反省です。税金もバンバンあげるだけあげて、また「20~30%の消費税は当たり前」と言っています。8%だけでも大変なのに、「20~30%は当たり前」だというのです。

 今度は、「パチンコから税金を取ろう」と言っています。パチンコから税金を取ると、パチンコ屋を敵にまわしたように思いますが、そうではないのです。パチンコ税を取ると、パチンコが合法化されたことになるのです。

 今のパチンコは合法化されていません。裏で換金して景品に変えているのです。あれが合法化されてしまうと、今の朝鮮人経営者達は大喜びをするのです。税金をかけるのですから、税収は国家に入ってきます。安倍はあらゆることに税金をかけていくということを考えています。

 安倍さんは、一般方向を間違えているのです。安倍さんの言動の1つ1つがいくら正しくてもダメなのです。一般方向という進むべき道が間違えていると国家まで巻き込んで自滅してしまうのです。この内閣は倒さなければダメなのです。暴走する内閣、一般方向を間違えた内閣です。「一般方向」とは、旧軍隊用語であり、非常に軍隊が注意したことなのです。例えば、「戦時中に南進して原料を取にインドネシアに日本軍を派遣するのは正しいのか?」ということです。そのような反省心がないと計算上では言えますが、それは正しいのでしょうか? 

 これからもそうなのです。中国とどのような関係に持っていったらよいのでしょう。今の世界情勢からいうと、中国と日本は戦争をしません。北朝鮮と日本も戦争をしません。できるわけがないのです。そのように見抜いていくことが一般方向です。

戦争をやれば中国は自滅するのです。北朝鮮はメシも食えないのです。ガソリンもないのに戦争などできるはずがないのです。「では、敵はどこにいるのか?」というと、いないのです。

 そのような時に、「自衛隊の戦力を2倍にする」という方向があったとするならば、その方向は正しいのです。それならば日本はアメリカから自立できるのです。集団的自衛権は他所の国の戦争に口出しするのですから間違った方向で、自滅の方向なのです。

そのように「一般方向を間違っていないか?」ということをよく反省する必要があります。






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朝堂院大覚 剣道と神道 2014 ・6・5


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