◎ ミャンマー戦 ~レビュー~
※試合の結果・メンバー・フォーメーションはコチラ。
情報通り3バックで来ましたねー。
90分間 攻めっぱなしだったため引いて守るという時間帯はほぼほぼなく、3-2-5のような形に終始。
おおむね良かったと思います。
プレビューで懸念してた敬斗のウイングバック(以下、WB)起用に関しては、相手が弱小だったのでトータルではまだ何ともいえないというのが率直な感想。
攻撃においては素晴らしかったですねー。
スタッドランスでは4点しか獲れないシーズンだったんで実は少し心配してたんですが、代表では本当に決めるな。
9試合8ゴールやて。ワオ。
精力的なプレーでフル出場もしたし絶妙なスルーパスも見せてくれた。
スゴい、の一言。
ただ、一度ディフェンスラインに吸収された場面でウラを取られてしまったシーンがありました。
あそこよねー。
相手が超格下のミャンマーだったから大事には至らなかったし、そういった局面もその一度しかなかった。
しかしながら これがW杯本番みたいなレベルになると、WBが守備に奔走しなきゃいけなくなるのは必至。
そういったときに敬斗で大丈夫か?・・・っていう疑念がこのミャンマー戦で晴れることは当然 無かったかなと。
とはいえオフェンス能力の確かさは再確認できたので、彼のWB起用はオプションの一つに成りうるな…ということを感じられたのは大きな収穫だったかなと思います。
小川が結果を出したのも良かったですねー。
彼もA代表4試合で5ゴールやて。ヤバ。
まぁ全部 格下相手のゴールなので、今後は強国相手にどれだけやれるのかという部分を大いに見せつけてもらいたいものです。
余談ですが、なかしまジャパンでは敬斗も小川もカタールW杯のメンバーに入れておりました。
この世界線をオレは1年半前には既にイメージしていたぞフォッフォッフォ。
顕著だった彼ら以外にも、多くの選手がやりやすそうにプレーしてた印象です。
堂安はフライブルクでの好調そのままにゴールをあげ、ブンデス2位の立役者 伊藤洋輝もいつものような悪目立ちをすることは無く。
鎌田の存在感は際立っていたし、守田もかなり効いていた。
相馬も途中出場でほぼ2アシストの活躍で、大然は敬斗とは異なる長所をWBで見せてくれた。
5点目のシーンなんて良かったですねー。
ボランチ板倉からのスーパーな縦パスを受けた小川が、体を張って落としたボールを敬斗が一閃。シュートめっちゃ巧い。
各々の個性がしっかり出ていて、新たな可能性も感じる趣深い一点だったように思います。
逆にネガティブな印象を受けたのは旗手でしょうか。
シャドーはどうなんだろうなー。
あのシステムにおける前の3枚は、やっぱり得点に直結するようなプレーが求められると思うわけです。
ワントップやシャドーでプレーした小川・敬斗・堂安らが軒並み結果を出したのに対して、旗手はゴールに絡むことすらなかった。
旗手はやっぱりボランチかWBじゃないですかね。
シャドーだと物足りなさを感じずにはいられない。
唯人も空気になってましたね。
センセーショナルなデビューを期待していただけに、ちょっと残念。
とはいえまぁ最初なんでこんなもんで全然イイっちゃイイ。
徐々に持ち味を出していってくれたら。
次のシリア戦も是非使ってあげて欲しいですな。
プレビューでは3バックの問題点として、ファーへのクロス対応の部分を指摘しました。
が、幸か不幸かミャンマーがクロス入れる場面すら無かった。
そこをチェック出来なかったのは残念ですが、まぁミャンマーに日本を脅かすような攻撃を求めるのも酷な話なので その辺はまた次回ですね。
しばらくは3バックを試し続けて欲しいなと思います。
日本代表の深刻な問題である「左サイドバック問題=ポスト長友問題」の抜本的な解決策にも成りうる変化なので、取り組み続ける価値は大いにあるんじゃないかと感じました。
ただ三笘と純也が復帰したらどうするんだろうかという思いも。。。
WB過多!!!
(敬称略m(_ _)m)