◎ メンバー発表(前編)~日程と 距離と相手の力量と~ | スマイルノート♪/なかしまたかおベイベー☆

◎ メンバー発表(前編)~日程と 距離と相手の力量と~

11/16、11/21に2026年のW杯に向けたアジア2次予選が行われます。
そのメンバーが明日未明 発表されるようですが、それに先んじて今回もまたなかしまジャパンのメンバーを考えてみましたよ。

今回は特殊です。
11/16(木)は大阪で超格下のミャンマーが相手、11/21(火)はサウジで程よく格下のシリアが相手。
ミャンマー戦直前の週末には日本でもヨーロッパでもリーグ戦がある。
選手個々が何曜日にリーグ戦を戦って、いつ合流できて、どういったコンディションで臨めるのか・・・などなどつぶさに思いを張り巡らせた結果、それぞれの試合でメンバーを挿げ替えた方が良い結果を生むだろうという結論に至りました。
この「良い結果」というのは この2試合の結果は勿論、選手個々や各所属チーム、そして次のW杯など、中期・長期的な未来も全部含めて。

もはやアジアにおける日本というのは、立ち位置や力量として「二兎を追う者は一兎をも得ず」なんて諺は当てはまらず、二兎も三兎も四兎も積極的に狙っていっても問題ないと思うわけです。
総取りしちゃいましょう!

そういうわけで今回は各試合でメンバーを全取っ替え。
前者は国内組を中心に、後者は欧州組でメンバーを組んでみました。



≪ミャンマー戦@大阪≫
【GK】大迫敬介・東口順昭・石川慧
【DF】山根視来・長友佑都・藤井陽也・荒木隼人・関川郁万・中村桐耶・初瀬亮
【MF】佐野海舟・橘田健人・稲垣祥・樋口雄太・伊藤敦樹(11/13負傷により辞退)川辺駿(11/13負傷により辞退)・脇坂泰斗(11/13追加選出)・井手口陽介(11/13追加選出)
【FW】浅野雄也・水沼宏太・武藤嘉紀・浅野拓磨・鈴木優磨・大迫勇也・細谷真大
青文字は海外組。

≪シリア戦@サウジ≫
【GK】シュミット・鈴木彩艶・長田澪
【DF】菅原由勢・渡辺剛・冨安健洋・谷口彰悟・町田浩樹・伊藤洋輝・岩田智輝
【MF】遠藤航・田中碧・鎌田大地(11/17負傷により辞退)・堂安律・原口元気・守田英正(11/13追加選出)
【FW】久保建英・伊東純也・三笘薫(11/15負傷により辞退)・相馬勇紀(11/12追加選出)・浅野拓磨(11/16追加選出)・南野拓実・前田大然(11/12負傷により辞退)古橋亨梧(11/13負傷により辞退)・上田綺世・小川航基



それぞれ23名ずつ。
では、特筆すべき人選を解説していきましょう。
順番に上から。

まずミャンマー戦のGKは、国内組の1番手である大迫で問題はないだろうと。
次に控えとして選出したのは東口と石川。
大阪(パナスタ)開催ということでガンバ所属のこの二人。
控えGKなんて出番は回ってこないだろうし、ましてや第3GKなんてね。。。
もしものことがあっても東口は経験充分なので問題はないでしょう。
この二人には、代表戦だと気負うことなくいつものように“職場”に出勤してもらえたらと思います。

フィールドプレーヤー(以下、FP)でも今回はベテラン選手を多くチョイスしました。
山根・長友・稲垣・水沼・武藤・大迫勇也あたりですね。
なかしまジャパンでは基本的に、次のW杯から逆算して“来たるべき時”にピークが来る選手を選んでいるのですが、今回ばかりはそれをやってしまうと人が足りなくなってしまう。
というわけで、今回限定という名目で門戸を広げました。
アジア予選の戦い方をよく知ってるツワモノ揃いですから、チームにとっては大きな助けとなってくれるはず。

その他はほぼなかしまジャパンとしては馴染みのある面々。
先月、あえてこういうメンバーを揃えたのはそういうこと。
全部つながってるのだ。
ちなみに今回のメンバーは2か月後のアジアカップから逆算したメンバーでもありますフフフ。

FPの中で目新しいところだと初瀬・橘田・細谷あたりでしょうか。
初瀬はアシスト力、橘田は守備力、細谷は得点力を期待しての選出です。
相手が超格下とは言えなかしまジャパンとしてはニューカマーになるのでいきなりスタメン起用するのはアレですが、試合展開をシミュレーションするとジョーカーとしてだったら彼らもハマるなと。

本来なら全員国内組で行けたらベストだなと思ったんですが、どうしても2枚 必要なピースがあって、それが国内組には見当たらなかったのでやむなく海外組の中からチョイスしました。
川辺と 浅野拓磨。
二人とも調子が良いということが前提としてある中で、所属クラブでの日程も割とラク。
日本時間でいうと 川辺は土曜日の24時キックオフの試合後、 浅野は土曜日の26:30キックオフの試合後に日本に飛ぶという形になり、木曜夜に開催されるミャンマー戦には十分にコンディションを整えて臨めるだろうという目算です。

相手は超格下なのでこのメンバーで十分に勝てるでしょう。
圧勝。

そしてミャンマー戦でメンバーは一旦解散。
川辺と浅野拓磨もここでお役御免。
その5日後のシリア戦に向けて欧州組が日本を経由することなく直で開催地のサウジに入って、コンディションを落とすことなく余裕をもって2戦目に臨む、と。
このプラン、めっちゃ理に適ってない??



シリア戦については、負傷中の旗手・板倉・敬斗・守田 を選外とした上でのベストメンバーを組みました。
そして航輔・橋岡・瀬古は代表でのパフォーマンスが著しく低いという理由から、一旦除外。
田中碧は現在絶好調で、谷口は開催地の近くに住んでいるということで久々に復帰。
鎌田はちょっと不遇なシーズンを送っていますが実力は折り紙つきなのでね、リストアップしました。

おそらく、おや?と思われるのは原口の選出ですかね。
試合展開をあれこれとシミュレーションしてみると、中盤で熱く激しく戦える選手が1枚足りないなということになり、彼に白羽の矢を立てました。
彼は現在シュツットガルトでポジションを完全に失っているので選出に疑問を感じる人も多いでしょうが、だからこそエネルギー満タンで試合に臨めるんじゃないかとも思うわけです。
力量に疑いの余地はなく計算も立てやすい選手なので、ユーティリティ性も含めて とても重宝するはず。
まだ32歳。終わってないぞ、原口は。

あとのメンバーはなかしまジャパンにおいて、安定して常連な面々。
これでシリア戦もまた、余裕で勝てるでしょう。
快勝。



さてさて。
森保さんはどういったメンバーを組んでくるでしょうかね。
この、試合によってメンバーを変えるということは本当にそろそろやっていかなきゃいけないフェーズに日本サッカー界は差し掛かってると思うのですが、森保さんはまだやらないと思ってます。
いつもどおりワンチームで2試合を戦うプランを提示して来るのではなかろうか。
ヨーロッパで試合やってすぐ日本に飛んですぐ試合して、すぐサウジに飛んですぐ試合して、ヨーロッパに飛んでまたすぐ試合をする。。。
選手は死ぬぜー。



(『後編(森保ジャパン編)』につづく)
(敬称略m(_ _)m)