10歳の心でも、ずーっと思いを寄せていた事に、気がつきました♪

こんにちは。中瀬です

兄が急逝して、2週間が経ちました。

5年生と2年生の娘達は、初めて"人の死"という事に、直面しました。

3月の里帰りの時には、一緒に買い物に連れて行ってくれた○○おじちゃん(←兄の事です)が、急に冷たくなって寝ている姿。

私をはじめ、周りの多くの大人達が、声を上げて泣いている異様な光景。

火葬場で･･･人が骨になる様。

それはそれはショックな出来事で、特に繊細な長女は体調を壊し、精神的にもまいってしまって、1週間食欲もない状態でした。

でも滋賀の自宅に戻ってきて、普通に学校に行ったり、習い事に通ったり･･･。

日常生活に戻り、子供達にとっては、あの衝撃的な出来事なんて、何にもなかったような感じさえする日々を過ごしていました。

子供は忘れるのも早いし、楽しい事も悲しい出来事も、記憶が薄れていくスピードも早いのかな～なんて感じていました。

でも、違いました。

5年生の長女は、今朝の神秘的な金環日食を見終えて、登校する時(今朝は30分遅れての登校だったのです)、

いつも履いている黒のスニーカーではなく、水色のスニーカーに履き替えて登校しようとしていました。

なんで、わざわざ履き替えるんだろう？

そういえば、一週間前に実家から戻ってきた次の日の登校の時にも･･･

その日だけ、わざわざ水色のスニーカーに履き替えていたのを思い出しました。

「こないだも水色に履き替えていたけど、今日も水色なの？なんで履き替えてるの？」と聞くと･･･

「このスニーカーは、○○おじちゃんに買ってもらったから･･･」

「○○おじちゃん･･･金環日食･･･見れなかったから･･･」

「学校につくまで、まだ日食続いているんでしょ？だから、○○おじちゃんにも見せたいと思って･･･」

そう言って、水色のスニーカーを履いて登校しました。

子供達は、変わりない日常生活に戻ったと思っていたのですが･･･

でも、ずーっとずーっと思いを寄せていてくれたんですね。

兄を思い出し、思いを寄せていたい時･･･それが水色のスニーカーだったんだ！

「そっか･･･おじちゃんも喜ぶと思うよ！」そう言って送りだすのが、精一杯でした。

大好きな○○おじちゃんが亡くなって、子ども達も十分悲しいはずなのに･･･。

まだ時折ふと涙を流している母をみて、「私達は大丈夫だよ！」って普通に生活してくれていたのかな？

そんな小さい心で、お母さんを支えてくれていたんだね。ありがとう！

しばらく涙が止まらなくなって･･･今日の涙は悲しい涙ではなくって･･･

ありがとう～！という気持ちでいっぱいの涙が流れました。

愛する人がいれば、顔晴れ(ガンバレ)る！

兄が旅立った、2週間前のスーパームーンの日も、衝撃の一日だったけれど･･･

今日の金環日食の日も、また一歩を踏み出す為の、特別な一日になりました。

ありがとう･･･ありがとう･･･。


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