知覧へ | 気象予報士 半井小絵オフィシャルブログ「空を仰いで」Powered by Ameba

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舞台『帰ってきた蛍』のゆかりの地、鹿児島県南九州市知覧町。
美しいかたちの開聞岳がぼんやりと。


知覧特攻平和観音堂前で開催された知覧特攻基地戦没者慰霊祭に舞台『帰ってきた蛍』の柿崎ゆうじ監督、共演者の皆様と参列させていただきました。








曇り空から時折青空が覗き少し蒸すような天気でしたが慰霊祭開始とともに優しい心地よい風が吹き始めました。

遺族代表のご挨拶は、昭和20年5月11日、知覧から飛び立たれた桂正 大尉(21歳)の弟さん、桂撤男さん(石川県七尾市在住)。15歳上のお兄さまが陸軍士官学校から夏休みに帰省された時の思い出などをお話になりました。このエピソードの時だけ風が急に強まり、屋外テントや周辺の木々が大きく音を立てていました。轟音ではありましたが恐ろしさは感じずに、とても心地の良い温もりのある響きでした。

桂大尉が幼い弟さんや故郷のことを思いながらたったひとつの大切な命を捧げてくださったこと考えると心が震えました。

来る年も また来る年も とこしへに
咲けと祈りて 我も咲くらむ
第六五振武隊 桂正 大尉が遺された遺詠です。

舞台『帰ってきた蛍』
宮川三郎少尉の姉、宮川キヨさん役。今回も感謝の気持ちを込めてつとめさせていただきます。
皆様に届きますように。