関東大震災 | 気象予報士 半井小絵オフィシャルブログ「空を仰いで」Powered by Ameba

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関東大震災から100年。お昼時で火を使っているご家庭が多かったところへ、日本海沿岸を進む台風の影響で風が強く、火災による被害が拡大しました。

わたしが経験した阪神淡路大震災でも、2階建の木造住宅が背の高さほどに倒壊したり、道路に亀裂が走りガスが漏れたり、水道管から水が吹き出したり恐ろしい光景をみました。またいつも通っていた阪急神戸線塚口駅付近の火災、それよりも大規模に燃え広がっていた伊丹からみた西の地域の空が、火災により数日間真っ赤に染まっていたのを忘れることはできません。

1週間後にガスが復旧し、やっとお風呂に入って温まることができると喜び、入浴した祖父が湯船の中で他界しました。冷え切っていた身体で熱いお湯に入ったので、心臓が耐えられなかったようです。あの時は皆大変だからと思って悲しみを抑えていましたが、時が経つにつれて、震災さえなければもっと祖父は生きられたのではないかと残念に思っています。

地震は繰り返し起こってしまいますが、私たち個人では耐震や備蓄などをしてできることをする。そして行政には災害に強い町づくりを希望します。