昨日のさいたま新都心付近です。
今日もかみなり雲が局地的に発達しています。
12時30分の雨雲の様子(気象庁HP)です。
中国地方から関東にかけて
発達した雨雲がみられます。
上空に寒気が入ってきて、
大気の状態が不安定になっているためです。
「不安定」とはどういう状態なのでしょうか。
その前に「安定」な大気の状態を考えてみます。
右側が「安定」な大気です。
冷たい空気は重く、暖かい空気は軽いので、
下層の空気が周りより冷たく、
上空が周りより暖かい場合のことです。
一方、「不安定」とは、
下層の空気が周りよりも暖かく、
上空が周りよりも冷たい状態です。
安定感がないため、
上空と下層の空気が入れ替わろうとします。
地上付近の気温が上がる午後のほうが、
上空の冷たい空気との温度差が大きくなって
空気の動きが大きくなります。
そのため雨雲が一段と発達するのです。
きょうも急な雷雨、ヒョウ、
竜巻などの突風に要注意です