1)減塩⇒無塩⇒無塩無糖の世界へ

 

 24年前に健康のために「減塩」を始めたところ、次第に味覚が鋭敏になり、わずかな塩味でも分かるようになり、調味料の味がきつくなった。調味料を使わなくなり、食材の味だけで満足するようになり、いつの間にか調味料・加工食品を摂らない「無塩」となった。

 

 「無塩」を続けていたところ、砂糖の味が次第にきつくなり、とうとう砂糖も摂らない「無塩無糖」の食生活となった。「無塩無糖」は想定もしていなかったので最初は戸惑いや不安が強かった。 

 

 その理由は、「無塩無糖」の食生活が体に及ぼす影響についての医学的データがほとんどないためである。しかし24年経ち、体調は悪くならず、高血圧や糖尿病にもならずに過ごせている。

 

2)かのやばら大使

 

 鹿児島県鹿屋市から「かのやばら大使」を委嘱されている。鹿屋市生まれの中尾にとってたいへん嬉しく光栄な事である。

 

 かのやばら大使もしている関係で鹿屋市の特産品である「カンパチ」「黒毛和牛」「黒豚」を良く食べている。「無塩無糖」の中尾にとって食材が良いので調味料を使わずに美味しく食べている。

 

3)久しぶりの「うなぎ」

 

 以前の「有塩有糖」の食生活では「うなぎ」が大好物であった。うなぎは「蒲焼」で美味しく食が進みご飯をたくさん食べた。

 「無塩無糖」となってから20年以上「うなぎの蒲焼」を食べた事がない。なぜ食べないかと言うと、「うなぎの蒲焼」は塩・砂糖・秘伝のたれで焼いてあり、味が濃く食べることが出来なくなったからである。うなぎは無塩無糖の食生活では諦めていた。

 

 先日、鹿屋市から「かのやばら大使」をしている中尾に鹿屋市の特産品である「うなぎ」を送りますという話があった。この話を聞いてたいへん困った。20年以上うなぎを食べていないし、「蒲焼のうなぎ」を食べることが出来ないからである。

 今回は鹿屋市の特産品であり、全国でも有名な「大隅産うなぎ」であるが、断ろうと思った。

 

 ところが調べてみると、「蒲焼」の他に「白焼き」もあることが分かった。今までうなぎの「白焼き」を食べた事がなかったが、「白焼き」でお願いすることにした。

 

「無塩無糖の食事」

うなぎの白焼き 玄米 クリームスープ

 

4)初めての「白焼き」

 

 初めてうなぎを「白焼き」を食べた。調味料なしでそのまま焼いて食べた。うなぎの味を感じることが出来た。「蒲焼」ではたれの味が強くて繊細なうなぎの味を感じることはできないと思う。

 「白焼き」でうなぎを食べることが出来たので、「無塩無糖」の中尾でも今後うなぎを食べることが出来る。嬉しかった。