1) かのやばら大使に委嘱される

 

 1947年鹿児島県鹿屋市生まれの中尾正一郎は鹿児島大学医学部を卒業後、循環器内科医になった。

 1983年から2年間米国ボストン市ハーバード大学医学部、1994年に米国ニューヨーク市マウント・サイナイ大学医学部に留学したことは貴重な経験となった。

 

 1999年から10年間鹿児島県立鹿屋医療センター院長として鹿屋市医師会と協力して全国初の地域医療連携「2か所主治医制」を構築した。NHKクロースアップ現代で全国に紹介された。

 

鹿児島県鹿屋市(かのやし) 鹿屋バラ園

 

 全国の地域医療に参加するために2009年鹿屋医療センターを辞した際に、鹿屋市から「かのやばら大使」を委嘱された。

 鹿屋ばら園は8haの広大な敷地に3万5千株のバラが植えられた日本最大規模を誇るバラ園です。

 

2) 北国に鹿屋バラ園から心も温かくなる「ばら」のプレゼント

 

 2009年から1年間、北海道積丹半島の付け根にある人口1万5千人の漁村・岩内町にある救急基幹病院の岩内協会病院に勤務した。

 ばら大使の中尾宛に鹿屋バラ園から極寒の1月に大量のバラの花束が南国の便りとして届いた。

 2011年秋田県由利本荘市の本庄第一病院に勤務している時も1月にバラの花が届いた。

 雪に埋もれた生活をしている北国の人にとっては、生き生きした色とりどりの綺麗なバラを見て、笑顔になり、心も温かくなった。

 鹿屋バラ園に感謝しています。

 

3) 無塩無糖で美味しく食べれる物

 

 塩・砂糖が含まれる調味料・加工食品を摂らない「無塩無糖」の生活が24年経過した。

 外食が出来ず食べるものが限られる。限られた食材の中でも、過去2回鹿屋市から「カンパチ」と「黒毛和牛」が届いた。

 二つとも調味料なしで食材そのものの味があり、美味しく食べることが出来た。

 

4) 鹿屋から「かごしま森の黒豚」が届いた。

鹿屋市(かのやし) かごしま森の黒豚

 

 鹿屋出身の中尾は黒豚の事はほとんど知っているつもりであったが、今回届いた「かごしま森の黒豚」のことを初めて知った。

 

 森の黒豚は鹿屋市西方の高隅山の大自然の中に放牧されているとの事。

 高隅山には登ったことがある。西に錦江湾(鹿児島湾)、北に日本最初の国立公園・霧島連峰、南に開聞岳(薩摩富士)、東に太平洋が眺望できる。

 

かごしま森の黒豚(三清屋ファーム)

 

 大自然の中で遊びドングリやミネラルを含む赤土を食べ、汲み上げた地下水で水遊びをし、木陰で昼寝をしてのびのびと育った「森の黒豚」のしゃぶしゃぶを頂いた。

 

 「無塩無糖」の中尾は普段から調味料を使わず食べているので、同じ豚肉でもわずかな違いが分かる。

 味覚の専門家ではないので、専門的な味の表現が出来ないが、「森の黒豚」は他の黒豚と比べて何か違う。豚本来の味に加えて、何か一味加わっている。しいて言うと自然?草?の味がある。

 

 以前、ウルグアイ産の牛肉を食べたことがあるが、草の味がした。なぜか聞いたら牧草で育っていると言われた。「森の黒豚」も自然の中で森林の草や葉も食べているのであろう。どのような所で育っているのか興味がわいた。

 

 一度、近いうち、「かごしま森の黒豚」を育てている「三清屋ファーム」を見学に行くことにした。