こんばんわ。
今日は、ほしいなと思うサービスを考えたいと思います。
「衣食足りて礼節を知る」という言葉を私は時々思い出すのですが、
いろいろなシステムがあっても、それらが必要となる、もしくは使い始めるべき
順番があると私は思います。
衣食が足りていないのに、車を買うとか、宝石を買うとか、そういう順番は
おかしいと思うのです。まずは、会社が存続するために最低限必要なものをそろえる。
そして、そののちに、より別のシステムを選んでいくのが順番だと考えます。
つまり、勤怠、給与、労務の基本的な業務が、滞りなく行えるような体制が整ってから
タレマネを考えましょうと、そういう順序が妥当だと思うのです。
さて、そこで、以前、ホライズンタルSAASとバーティカルSAASについて記しました。
ホライズンタルなSAASで一社でシステムをそろえたいと思っても、それは中小企業で
できても、大企業であれば、個々の領域に対する機能のニーズが高く、一社で揃えるのが
難しいことが多いです。
そこで必要になるのが、システム間をつなぐ方法をどうするかという考えになりますが、
APIやバッジ処理、連携のシステムなど、いろいろなつなぎを考える必要がでてきます。
そこで、このつなぎのためのSAASの優れたものの登場が期待されます。
最近、露出が増えている、パトスロゴスは、HR共創プラットフォームという概念をかかげ、
総額32億円の資金調達を実施したとのことです。しかし、現在、賛同しているSAASは多くないようです。
よく聞くData spiderは、どれくらい便利なのか気になるところですが、実際に
使っているということも聞いたことがあります。
Anyflowというものもあるそうです。
いろいろなシステムが、Slack連携や、Teams連携など、コミュニケーションツールにつながるというのは
分かるのですが、より本格的につながる仕組みができることを期待しています。
さて、今日の本題はここからです。
先日、ミーティングを改善するためのツールを紹介しましたが、私は、そこから今までの
領域以外の新しいサービスが生まれてくるのではないかと期待しているところです。
たとえば、最近、ほしいと思っているのは、ナレッジ共有の仕組みと、コミュニケーションの仕組みと
人をつなぐための仕組みの間のようなシステムがないかということです。そういうものを生み出したいということです。
たとえば、ユニポスは、仲間や同僚にお礼を言い合う仕組みですが、それにとどまります。
たとえば、AさんがBさんをほめているのをみて、私たちにわかることは、AさんとBさんと同じ部署なら
そこに書いている意味は分かるかもしれませんが、部署が違う人がみても、AさんとBさんの内容は理解できないわけです。
ですから、そこから、新しいつながりは生まれにくいと思います。
私は、そこから別のつながりが広がるような、褒めあいから、ナレッジの連携につながる仕組みが欲しいと思ったのです。
今までも多くのグループウェアやタレントマネジメントシステムや、ナレッジマネジメントシステムがあったと思います。
衣食足りてきた今こそ、本当の意味でのナレッジプラットフォームが必要なのではないでしょうか。
ナレッジは箱として資料が保管すれば良いだけではありません。情報をシェアするだけで足りるものでもありません。
その情報の発信者と受けてで、共創が生まれるようなつながりを作る場を作り出すような、そういうプラットフォームが
ほしいのだと、思うようになりました。
もしかしたら、社内SNSでもなく、社内ニコニコ動画のような機能も加わったシステムなのかもしれません。
衣食足りた企業で、新しい価値が生まれるような、新しい絆が生まれるような、そんなサービスができたら
面白いのではないでしょうか。
おやすみなさいませ。