無料塾セミナーを開催しました | 無料塾「中野よもぎ塾」のブログ

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東京・中野区で中学生対象の無料塾を開催しています。

こんばんは、塾代表の大西ですにこ

 

3連休の最後、7月16日には、無料塾セミナーを開催いたしました。

無料塾って何?どうして必要なの?という話から、無料塾運営の方法までをお伝えするセミナーです。

 

今回は、すでに無料塾を始められた方や、これから作ろうとされている方や、地域の方々、16名の方がお越し下さって、みなさん真剣にメモをとりながら聞いて下さいました。

 

 

今回は、大学生の副代表にも少しお話をしてもらいました。

教育格差や子どもの貧困ということを何も知らず、そこにとりわけ興味があったわけでもないけれど、いろいろな社会人と知り合える機会になると思って入ってきた副代表。でも子どもたちと接していくうちに、自分が偏見を持っていたことに気付いたり、いろいろなことを知って考えるキッカケになった……という話でした。

 

「教育格差をなくそう」「貧困の連鎖を学習支援で断ち切ろう」という思いがあって始められることの多い無料塾ですが、高い意識がないとできないわけではなく、気軽に勉強サークルのような形で始めてもいいのかなと思います。

意識はやっていくうちについてきたりもしますし、地域によってニーズも違うので、自分の地域で、自分の目の前にいる子たちが何を必要としているのかというのは、立ち上げ理念にこだわりすぎずにきちんと見据えておかなければならないなと思います。

 

セミナー後半は、私が参加者さんの声を聞いてみたいというのもあって、お越し下さった日野すみれ塾代表さんをはじめ、みなさんを巻き込むような形で、みんなで話し合うみたいな感じになりました。

子ども食堂に行っているという学生さんが「こんなとき、子どもにどう接したらいいのか」という質問をされ、それに対して別の参加者さんたちがアドバイスをするというシーンもありました。

 

終了後も参加者さんたち同士でお話の輪ができておりました。

 

今回、同級生2人で来てくれた大学生さんは、実際に無料塾を作りたいと、終わった後にも具体的な質問をいろいろしてくれました。

もし立ち上げを進める間に、助けられることがあればご協力させて頂きたいなと思います。

 

今回はよもぎ塾の運営のしかた、考え方をベースにお伝えしていきましたが、今は無料塾もたくさんあって、NPO法人化して行政と積極的に連携をとっているところもあれば、自宅に少人数を受け入れているところもあります。家庭教師を派遣するスタイルでやっているところもあります。規模もやり方もさまざまで、運営する人がやりやすい、楽しく続けられる方法を模索していくのがいいと思います。そしてやり方によって、塾の雰囲気も変わります。

多様な無料塾があれば、子どもたちもそれだけ選択肢が増えて、自分に合うところを見つけていけるようになります。そうなったらいいな、と思います。

(ただ、そもそも無料塾の必要ない社会にしていくべきである、という考え方も一方ではありますが)

 

無料塾を運営したいという方で、今回のセミナーに来られなかった方も、ご連絡をいただければご相談に乗れるかと思います。

スタートのハードルは思ったよりも低いですし、思った以上に運営は楽しいものです。ぜひ計画を具体化してみてください。

 

では、今日お越しくださったみなさん、本当にありがとうございました!