2007-07-07

元日本人慰安婦の回顧録:「オンナには地獄だった」城田すず子さんのこと


https://stiffmuscle.hatenadiary.org/entry/20070707/p1



城田さんは、1935年、14歳のときに母親がなくなるまでは、それなりに平穏な生活を送っていた。家業のパン屋が倒産し、父親は博打に走った。父親は借金の肩に、城田さんを売春宿に売り飛ばした。当初は、年上の女性たちの着付けや化粧を手伝っていたが、18歳のときに、客を取るよう命じられた。閉じ込められた部屋で、強姦された城田さんは、何日間か床に伏し、その後、梅毒の治療を受けた。一方、父親は博打をやめず、売春宿から借金を重ねた。横浜のブローカーが城田さんを台湾の売春宿に売り飛ばした。城田さんの回想録によれば、台湾へ行く船には、朝鮮、沖縄、日本の女性が乗船していたが、この女性たちは厳しく監視されたという。




台湾で、城田さんは売春宿の中に閉じ込められていた。経営者は民間人だったが、売春宿は旧日本軍専用で、女性が逃げ出さないように厳重に監視していたのも軍当局であった。売春宿から外出するには書類が必要で、警察が彼女の行動を監視していた。

「私は名実共に奴隷になりました。土曜日や日曜日には、いつも列ができ、男たちは中に入ろうと先を争っていました。まさに肉体市場です。思いも感情もありません。一人当たり、10〜15人の客を取らされました。」と城田さんは、彼女のあまり知られていない回顧録「マリアの讃歌」に書いている。

  

(以下略)