こんばんは。
中野祐治です。
 
今回読んだ本の紹介です♪
 
心の勢いの作り方
川野泰周 恩田勲 著



 
●まえがき
 
「朝、起きたけど、ベッドから出られない」
「しなくてはいけない電話をまだかけられていない」
「提出しなくてはいけない書類を出せていない」
 
この本は、毎日そんな自分にイライラしながらも、なんとか「変わりたい」と思っている人のために書かれました。
 
この本で紹介するのは「マインドフルネス」と「モメンタム」という考え方と実践の仕方。
 
精神科医、経営コンサルタントという異色のコンビの著者が、現代の「動けなくなった人たち」に向けて執筆したのが本著です。
 
●足りないのは「やる気」より「心の勢いづけ」
 
瞑想などを通じて「今、この瞬間」に意識を向け、心を落ち着かせるのがマインドフルネス。
 
一方、「パッとしない状態」から心を引っ張り上げ、心を勢いづかせる心的エネルギーを「モメンタム」といいます。
 
本来、マインドフルネスとモメンタムは「2つで一つ」のもの。
 
マインドフルネスで心を落ち着かせた後は、少しでいいから行動を起こし、「やる気」に火をつけるのがモメンタムです。
 
「動けない」のは「やる気」の問題ではなく、脳の中のドーパミンというホルモンのはたらきが問題です。
 
ドーパミンの性質は、何らかの行動に伴い分泌されるものなのです。
 
ほんの少しの行動でドーパミンが分泌され、心に勢いがつき、動けない人から動ける人に変わります。
 
●「なんだかパッとしない」心に潜むもの
 
こういう「動けない人」は、なぜ自分で勢いを作れないのでしょうか。
 
いくつかのパターンがあります。
 
・パターン①
「だるい、めんどくさい、気乗りしない」
→脳が疲れている。
 
強烈なストレスが原因の可能性があります。
 
・パターン②
「これ、いったい何のため?」
→夢や目標がない。
 
「◯◯のためなら頑張る」という目標があると、人は自分を奮い立たせることができます。
 
逆に日々の生活だけで精一杯、という人は行動できなくなるかもしれません。
 
・パターン③
「でも、だって、どうせ」
→ネガティブな考えが邪魔をする。
 
「どうせうまくいかない、失敗する」という考えのクセを持っていると、はじめの一歩を踏み出せなくなってしまうことがあるでしょう。
 
●「ずぼら瞑想」
 
一般的に、瞑想というと「作法が決まっているもの、ストイックなもの」といえイメージを持ちがちですが、気にする必要はありません。
 
むしろ「〜しないといけない」という思いが強いと、「今、この瞬間」に意識を集中できなくなります。
 
例えば、「納豆をかきまぜる」というような「単純な動作の繰り返し」は、瞑想の効果大です。
 
朝食などで、慌てず、急がず、ただ丁寧に納豆を混ぜていると、頭の中から言葉が消え、心が澄んでいくのがわかります。
 
未来の心配や、過去を悔やむことなどがなく、「今、この瞬間」に没頭できる時間です。
 
そんな動作も、心を込めれば瞑想に変わります。
 
他にもキャベツの千切りや卵を「溶く」、ネギを「刻む」などの動作でもOKです。
 
続きは本書で♪
 
下記に本著のリンクを貼っておきますヽ(・∀・)