20年近く前にものみの塔協会が国連に加盟していた、という
スキャンダルがありましたね。
あれは、協会が国連の図書館を利用するために必要だった、と
協会は弁明していました。
少なくとも日本では、この事件の記憶も薄れてしまったようですが・・
英語圏では、この事件を聞いて自身で直接国連に問い合わせをし
事実を確かめようとする現役さんがあとを絶たないそうです。
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ものみの塔ペンシルベニア法人、ニューヨーク法人は1990年から
信者に内緒で国連のNGOに加盟していました。
2001年にこの事実が発覚。イギリスその他の新聞は、ものみの塔が
国連を批判しながら内緒で加盟していたのは偽善である、とスッパ抜き
ました。
ものみの塔はその後、慌てて国連を脱退。信者に対しては、
国連の図書館を利用するためにNGOのステータスが必要だった。
ものみの塔は国連の活動を支持していたわけではない、と弁明しました。
それを聞いて多くのJWが組織の偽善を感じ、JW組織を離れました。
英語圏では、組織の国連加盟疑惑を聞いて、自分で直接国連に問い合わせを
する現役JWが現在でもあとを立ちません。
事件が起きて20年近く経過しましたが、現役信者からの問い合わせが
あとをたたないため、国連はものみの塔の国連加盟の件についてHPで詳細を
説明することにしました。
最近も現役JWが国連に問い合わせをしました。
国連から非常に丁寧で詳細な説明をもらい、驚いた、と掲示板で
語っています。
以下は国連から来た説明の抄訳です。
「国連渉外部にお問い合わせいただきありがとうございました
私の名前はフィリペ クワイポ
市民団体連携、および、宗教団体の連携を担当しております。
ご質問に関して、まず基本的な概念をご説明いたします。
国連と提携(加盟)するために必要な条件は以下の通りです。
1国連憲章を尊重し、支持する
2地域、国内、国外において良い評判を得ていること
3非営利かつ、非課税の立場を得ていること
4非営利かつ、非課税の立場が2年以上経過していること
ものみの塔協会が国連と提携し、脱退するまでの
1991年から2001年までの期間において
ものみの塔協会ペンシルベニア、ニューヨーク法人
は以上の要件を満たしていました。
ものみの塔、は参加を申請するとき、更新するときも、国連憲章を尊重し、
国連のミッションと価値観にコミットすることを約束しておりました。
この要件は1968年以降、変わっておりません。
1968年5月に採択された決議1296には、
NGOは、国連の活動を支持し、国連の活動、
情報、指針を宣伝・推進しなければならない。
と明記されています。
私たちは、ものみの塔が、図書館を利用するために必要なので
NGOとして加盟した、と主張している事実を存じております。
しかしながら、国連の図書館は、NGOでなくとも、国連と公式に
提携していなくとも利用可能であり、それは間違いありません。
1990年から2000年において、どのような人たちも、
世界中の135カ国にある351の国際連合寄託図書館を利用可能です。
(国際連合寄託図書館:国際連合から、国際連合の出版物、会議録などの
寄贈を受け、一般に公開する図書館)
国際連合寄託図書館の数は年々増加しておりますが、すべての人が
利用可能であるという環境に変更はありません。
はっきり申し上げられることは、
図書館を利用するためにNGOの立場が必要だったとか、
国連との特別な提携関係が必要だった、と主張する団体は
(ものみの塔以外に)一切ございません。
国連または国連の傘下にある団体に加盟することは、
国連の価値観、ミッション、活動を支持することが
求められております。
この要件は1990年から2001年にかけて国連に加盟していた
ものみの塔協会にも適用されます。
以上が、あなた様のものみの塔と国連の関係についての
ご質問についての回答となります。
これからも国連の活動とミッションをご支援いただきますよう、
お願いいたします。
さらに不明な点がございましたらご気軽にご質問ください。