JW組織が背教者を法廷に連れ出して、法廷闘争に明け暮れている、

という話題です。

組織はなぜそのようなことをするのでしょうか。

 

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2014年、ドイツ人のミーシャ・アヌック(本名はファロック)は 

グッドバイ・エホバ という自叙伝を出版しました。

 

グッドバイ.エホバ・アマゾンで販売中

 

ミーシャの本はドイツ国内でベストセラーを記録

著者のミーシャはこの本は現役JWにも多く読まれている、と推測しています、

普通、電子版書籍の占める割合は5%ですが、この本は20%を占めています。

現役の人がこっそり読むのに都合が良いのです。

 

レイモンドフランズが排斥になって3年後に良心の危機 が出版されました。

しかし、当時の多くの現役JWはそれを読むことができませんでした。

読んでいるところを見つかったら排斥だからです。

 

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組織が元JWの自叙伝を問題視している背景

 

 

2017年、ドイツの組織の法人化が認められ、組織は大変喜びました。

 

法人化を自画自賛する公式サイトの記事

 

組織は自信もついたのでしょう。

その2ヶ月後に、ミーシャの本を出版した出版社を相手取って、

出版差し止め、書籍の破棄を求める訴訟を起こしました。

 

 

「良心の危機」の本が世の中に出回っているのに、JW組織は

なぜミーシャの本に狙いをつけて出版差し止めを求めたのでしょうか。

 

ミーシャの本には、自分のJWとしての経験、組織内の様子が書かれています。

その中には、研究生の氏名、住所を会衆の長老が管理することが1990年

まで行われていたこと。

奉仕者の出版物の配布数、奉仕時間が記録された報告書を巡回監督が閲覧し、

僕や長老の推薦のための資料としていたことが書かれています。

 

JW側はこの部分を削除するよう、出版社に要求しました。

 

JW組織は、伝道者の奉仕記録が、GDBR(欧州一般データ保護規則)に

違反している、と政府から見なされていました。

組織は、奉仕者が奉仕記録をつけることを認めるよう、当局に働きかけていました。

 

ミーシャの本にある記述はJW組織にとって決定的に不利になる、と

組織は判断したのです。

 

また、JW組織が強く削除を要求している部分には以下のようなものがあります。

 

バツレッド統治体と、ものみの塔法人が関係がある、と書かれている部分。

 

ものみの塔は近年、多くの児童性的虐待問題で訴えられています。

組織は統治体が訴えられないようにするために、

法律上、統治体とものみの塔法人が関係ないものとしてきました。

 

これまでの児童性的虐待裁判でも、

組織は「統治体はものみの塔と関係ない」と繰り返し主張してきました。

 

ミーシャの本には、「統治体とものみの塔は一緒である」と書かれているのです。

 

 

バツレッド組織が音楽について、厳しい検閲をしている件。

全世界のベテルではベテル奉仕者が怪しい音楽CDを持っていいないか、

厳しく監視している。ハウスキーパーが部屋を掃除したときに怪しいCDが

見つかった時は、上層部に報告させている。

 

 

バツレッドものみの塔出版物に数多くの経験が載せられているが、

その経験はどこの誰が語ったものか、事実確認ができない点。

 

組織はそのような話をたくさん盛って、組織の優位性を信者に信じさせている。

 

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裁判では、出版社側に有利な判決が下されたとのことです。

 

ミーシャの本は現在もドイツ語圏で広く読まれています

 

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ものみの塔2019年11月 研究記事8節には以下のようにあります

背教者とやりとりしない、背教者を相手にしない、

というのは

末端信者だけが従うべき教えなのです。

 

組織上層部は、都合の悪い情報をかき消すために、日夜、裁判に訴えて背教者と

闘っているのです。

 

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この記事はこちらを参考にしました