スイスでJW組織を批判する人と組織との間で裁判があり

2019年7月、JW組織に不利な判決がくだりました。

JW側は2020年控訴を断念。判決が確定しました。

 

JW組織は人権侵害をしているという理由で

税金優遇取り消しなど、今後不利な状況に追い込まれる可能性があります。

 

そのニュースが今週明らかになり、ツイッターや

ユーチューブで拡散しています。

 

 

レジーナというジャーナリストは定期的に

JWの輸血問題、児童虐待問題を批判する記事を書いていました。

組織はそれをやめさせるために刑事裁判に訴えました

(民事裁判ではないそうです)

 

 

レジーナはJW経験者ではありませんが、

若い頃にカルトの集会に出席したことがあり、

その時見聞きしたことに衝撃を受け、以後

カルトを糾弾する記事を書き続けています。

2015年には、JWは家庭を破壊する、という

記事(ドイツ語)を書きました。

 

レジーナは、JWが誕生日を祝うこと、競争心を煽るスポーツ、

政治に参加することの禁止、邪悪な世が終わること、排斥が、

事実上、親子関係、家族関係が絶たれることを意味する、

などを暴露しました。また輸血拒否がもたらす

問題についても詳細に暴露しました。

JW側はそれはJWの評判を落とすものだと考え、

激怒しています。

また、レジーナはJWを繰り返し「カルト」と呼び、

それがJW側を訴訟に踏みきらせた原因とも

言われています。

 

 

米国ではJWは信教の自由を強く主張することで有名ですが、

スイスでは排斥などのJWの実情を暴露しようとする人を裁判で

口封じしています。

 

 

ドイツではJW関係の訴訟がたくさん起こされています。

スイスを含むドイツ語圏は宗教を手厚く保護する法律が

古くから存在し、JW組織はそのような国に

強い基盤を築いています

 

この裁判ではJW側は3人の弁護士を使いました。

三人とも長老だそうです。

 

(米国、カナダの児童性的虐待訴訟では

ほとんどの場合、被告側の弁護士は全てJW長老

だそうです)

 

度々問題を引き起こす団体、と見なされているJW

 

 

JWは問題をたびたび引き起こし、迷惑だ、と社会から思われています。

JW組織は自分たちの信仰の自由を強く主張し、裁判にまで訴えています。

 

一方、信者には組織を去る自由を認めない、組織を批判する人には

裁判に訴えて口封じをしようとするなどの点が問題視されています。