※ 本日の記事は、昨日の記事の続きですので、まだ読まれていない方は、ぜひ先に、2-39(←リンク) をご覧ください。

 

中埜和英会長

(引用元リンク:mizkan HP)

 

 

ミツカン父子引離し事件」を整理致します。

 

ミツカンは、日本の家庭用のお酢とぽん酢のシェア6割超を握る、社員3800名売上2400億円超の大手食品メーカーであり、年間数十億円 もの巨費を投じたテレビCMでは、家族団らんのイメージをアピールしています。

 

※ 社員数と売上は2019年2月期のデータです

 

冷蔵庫を開ければ、ミツカンの商品がズラリと並んでいる方も多いのではないでしょうか。ところが、そのミツカンの内部では、CMのイメージとは大きく掛け離れた事件が起きています。

 

事の発端は息子の生後4日目でした。

 

オーナー経営者である中埜和英会長美和副会長(僕の義父母)は孫(僕たち夫婦の息子)の生後4日目に「この子は私達の養子にする」と言い、その場で養子縁組を強要しました。

 

具体的には、僕に対して、

 

(サインをしなければ)

片道切符で日本の配送センターに(飛ばす)

 

殴られる位じゃすまされない

 

別れるのが絶対条件

 

と発言して、養子縁組書類にサインをするよう強要しました。

 

※ 詳しくは、2-39(←リンク) をご覧ください。

 

あまりに突然の出来事に、僕はせめて一日だけ考える時間を頂きたいと懇願しましたが、命令に背いたと判断し激怒した義父母は、組織ぐるみの親子引き離しを開始します。

 

あれ(大輔)はミツカンから追い出すべき

 

家からも追い出すべき

 

と発言し、ミツカンの幹部と顧問弁護士を交え、僕と息子を引離す計画を打合せました。

 

1-6(←リンク)を御覧ください。

 

この時の打合せの議事録が発見されましたが、ミツカンの法律顧問の森・濱田松本法律事務所がミツカンの創業家に対して、人事権を使って親子(僕と息子)を引離すよう指南していた事実が発覚しました。親子引離しは明らかな人権侵害であるにも拘らず大手法律事務所がこれを指南したのです。

 

そして、組織ぐるみの計画は実行に移されました。

 

2015年11月、和英会長の発言のとおり配転が行われ、ロンドンで家族と暮らしていた僕は大阪の配送センターへ飛ばされ、息子と生き別れました。そして、父子は2年間で2時間しか会えなくなり、息子は僕を父親だと認識できなくなりました。その後ようやく息子に会えた時、息子は僕のことを悲しそうな顔で ”おじさん” と呼びました…。”おじさん” と呼ぶよう強要されていました。

 

僕は、息子が生まれてすぐに1年間の育休を取って育児に集中したのですが、あれだけ笑顔で懐(なつ)いてくれた可愛い息子が、僕を認識できなくなったと知って、僕は涙が止まりませんでしたえーん

 

愛する息子の

誕生日すら祝わせてもらえない…

 

どこの国にいるのか分からず、

安否すら教えてもらえない…

 

このことは、

筆舌に尽くしがたい苦しみですショボーン

 

ミツカンによる親子引離しは、明らかな人権侵害です。事実、親子引離しを行なったミツカンは仮処分裁判で敗訴しており、司法も同社に ”NO” を突きつけました。

 

※ 2016年3月にミツカン敗訴の仮処分決定。

 

ミツカンは、巨費を投じたテレビCMで家族団らんのイメージをアピールしていますが、その実態はCMイメージと180度異なりオーナー経営者が生まれたばかりの孫を無理やり養子にしたいがために公私混同をし、片道切符で日本の配送センターに(社員を飛ばす)と明言しているのです。実際に配転を実行し同社は敗訴しています。

 

このような明らかな矛盾は、家族団らんのCMを見て商品を手にした消費者に対する、ある種の裏切りだと言わざるを得ません。

 

最後に、ミツカンHPから、当事件の中心人物である中埜和英会長の言葉を引用致します。

 

 

中埜和英氏 発言

(引用元リンク:mizkan HP)

 

当社は、「やがて、いのちに変わるもの。」というグループビジョンスローガンを掲げています。


この言葉は、

ミツカングループが目指したい食や社会・環境の世界観を表現したものであるとともに、

 

人々のいのちの源となる食品をお届けするという、大きくて重い責任を担う覚悟を表した言葉です。

 

 

【ビジョンスローガン】

 

人が泣いています。人が笑っています。

人と人が出会い、人と人が恋をし、結ばれ、子供が生まれ、育ち、ふたたび新しいドラマが始まってゆく
食べものとは、そんなすばらしい人間の、一日一日をつくっているのです。
こんこんと湧き出す、いのちのもとをつくっているのですね。
私たちがいつも胸に刻み、大切にしているのは、その想いなのです
どこよりも安全なものを。どこよりも安心で、健康で、おいしいものを。
やがて、いのちに変わるもの。
それをつくるよろこびを知る者だけが、「限りない品質向上」をめざせる者であると、私たちは心から信じています。