〜番外編・妻との出会い⑨〜

 

 

※本日の記事は、番外編①〜⑧の続きですので、

まだ読まれていない方は、

ぜひ先に、2-8(←リンク・番外編①) からご覧ください。

 

 

 

僕のプロポーズを

喜んでくれた聖子さんキラキラ

 

 

彼女が、

それをご両親に伝えたところ、

ご両親も結婚に賛成とのことでした

 

 

しかし…

 

 

これを聞いて 

僕が 感じたのは、

 

 

疑問に近い 驚き 

でした。

 

 

 

えっ?!

 

OK が少し

簡単過ぎないだろうか?? 

 

 

 

なぜならば、僕は、

又左エ門和英さん、

(またざえもんかずひで さん) とは、

わずか2回しかお会いしていませんでした。

 

※又左エ門和英さんは、中埜家のご当主、

かつミツカンの代表取締役であり、

聖子さんのお父様です

 

 

しかも、2回とも、

数人を交えた、 

会食の場でした。

 

 

 

いくらお嬢さんから

お聞きになっているとはいえ、本当に、

僕のことを、ご理解して頂けたのだろうか?

 

 

 

失礼を承知で、

敢えて、

砕けた表現をするならば、

 

 

 

一度も、男同士で話をせずに、

婿としてファミリーに迎え入れるという、

重要な判断などできるのだろうか?

 

 


ということです。

 

 

僕は、

ある種の、

不安を感じました。

 

 

 

万が一にも…

 

 

後になって、

俺は結婚を認めたつもりはない

などと言われかねないぞびっくり

 

 

 

あくまでも、

僕の 狭い経験の

範囲内ですが…

 

 

仕事の側面で見たとしても、

僕がいた、

外資系金融の世界では、

 

 

決定権を持つ

ボスとの人間関係は、

極めて重要です。

 

 

最終的には、

やはり、

人間性の問題になります。

 

 

家族として見た場合でもそうです。

 

 

僕は、

学生時代にラグビーをやっていたので、

いわゆる体育会的な発想なのかもしれませんが、

 

 

強いチームを作るためには、

信頼感は、

とても重要です。

 

 

よくわからない人間を

チームに招き入れるということは

およそあり得ません。

 

 

チームも家族も理屈は同じ なのではないか。

僕は、このように考えました。

 

 

そこで、

 

 

僕は、

聖子さんに言いました。

 

 

 

ご両親が OK なのは嬉しいけれども、

さすがに、

このまま結婚というわけにはいかないよ。

 

 

一度お父様と2人だけ

ゆっくりお話をする

作って頂くことはできないだろうか?

 

 

 

具体的には、

2人だけでお酒を飲む場

作って頂けないかと提案しました。

 

 

敢えて、砕けた表現を使いますが、

僕には次のような意図がありました。

 

 

 

又左エ門和英さんと、

男同士で腹を割って話していないのに、

とても 全てを捨てて、婿入りなんてできない。

 

 

2人だけでお酒を飲んだうえで

それでも、

結婚が OK だとおっしゃるのであれば、

 

 

それは、

ご当主である 又左エ門和英さんが、

認めて下さったということだ。

 

 

 

そうして、

 

 

1ヶ月ほど後…

 

 

名古屋で、

その場が、

実現したのでした…

 

 

 

写真:

ラグビーNZ代表による、

戦いの前の ”ハカ”。

 

チームも家族も、人間性や信頼感という意味では、

同じなのではないか。

僕は、このように考えました。