フランス滞在記34回を終えることができた。滞在先のホテルでメンバーが寝静まった後にコツコツとメモを作成していたのだが、それを大幅に編集して掲載することにした。1日分ずつ掲載していこうと思ったが、1日分のメモがなかなかの長文であったので、その辺りはどんどん区切って掲載していくことにした。






 パリでの生活で困ったのはトイレである。カフェに入っても「ありません」という場合もあった。大阪辺りならばどこに行ってもだいたいトイレにありつける(しかし難波あたりだと、確かにどこにでもトイレがあるが、そのほとんどが使用中であるので、トイレ難民になることはある)。その感覚で行ってしまうとちょっと大変かもしれない。「これで本当にオリンピックやるんですか?」という様子であったが、ないものねだりしても仕方がないのだろう。あんなに張り巡らされているメトロにトイレがないのだから困ってしまうのだが、治安の問題もあって作らないのだとも聞いた。






 お隣韓国のトイレ事情も小耳に挟んだが、ほとんど壊滅的と言ってよいアリサマのようだ。そう思うとやはり日本のトイレ事情はずいぶんとセレブである。高速道路のサービスエリアでさえ、最新技術が導入されているかのようであって、パネルに空き状況が綺羅びやかに掲示されていたり、洗面所からはお湯が出たり、特別な水が使用されていたり、なんだか技術の粋がどんどん投入されているかのようである。