東本願寺の新聞「同朋新聞」2024.7月のインタビュー記事です。
神奈川県茅ヶ崎市立香川小学校の校長先生だった、國分一哉さんのインタビューです。
2020年度から学習指導要領が改訂するため、先生方がどんな通知表を作るかという話し合いを始めたそうです。
通知表の形や内容は各校に任されているとのことなので、
「通知表はなしでもよいかも」
という案が出たそうです。
それを、國分さんは自分が責任を取るからということで、通知表をなくすことに踏み切ったそうです。
画一評価になったり、子どもがランクづけされたり、先生の通知表作りにとても時間がかかるなど、デメリットはわかっていても、なかなか新しいことには踏み切れないのに、英断だと思いました。
通知表がなくなってから、子どもの優越感、劣等感が減ったそうですし、人の意見を聞けるようになってきたとのことです。
保護者の中には、競争させないことに不安を持つ人もいるようです。
また、日本の教育は、オールマイティに何でもできることを求めているとのとこです。
その辺の発想を変えていかないといけないというお話しでした。
「違いを認める」
「良いところを認める」
ということは大事だなぁと思いました。