「桜木杏、俳句はじめてみました」

   堀本 裕樹  幻冬舎文庫

を読みました。


堀本裕樹さんは俳人で、俳句入門のためにこの本を書かれたそうです。


あとがきにもありますが、「俳句のいろは」が学べる物語仕立ての内容にしようということになり、苦労されたと書かれていますが、とてもわかりやすく楽しい仕上がりになっています。


物語は、主人公の桜木杏が、母親の入っている「いるか句会」に誘われて句会に行き、だんだんと俳句に魅せられていくという筋です。


誘われ方が、「イケメンがいるよ〜」なのですが、杏ちゃん、このイケメン 昴さんに一目惚れしてしまいます。


句会の雰囲気や俳句の作法など、とてもリアルなかんじに書かれています。


実はわたし、短歌がいいなぁ…と思っているのですが、きっかけも何もないと作ってみるというのはなかなか大変なことだと思っていました。


この本を読んでみると、やはり俳句も、まずは作ってみる。

そして句会に行って、自分の句を見てもらう(発表する)というのが大事だというのがわかりました。


わたしの音楽系の趣味がそうで、個人練習も大事だけど、みんなで合わせるところにいく。

そしてもっとグンと力になるのは、本番を経験することだと思っているからです。

みんな一緒なのですね。