よくハーモニカやってるっていうと、大体の人のはんのは「ふ~ん、なんでハーモニカ?」って感じ。
でもそういう人は大体のハーモニカの事をよく知らない。
大体みんな、「よくお年寄りが川辺で寂しく吹いてるアレでしょって」思っているし、よくそう言われる。
まあ、確かに間違ってはないんだけど。
実際私もそう思っていた1人だ。
バンドとかやってた人はハーモニカと聞くとブルースハープという10穴のハーモニカを思い出す。
ハーモニカには大きく分けて3つ種類があって、バンドなどでゆずとかが吹いてるのがブルースハープ。
戦後日本でよく吹かれたのが複音ハーモニカ。リードが同じ音で2枚付いていて微妙に音程をずらすことで普通に吹くだけで音が重なり独特の音色がでる。
大体の人はこのふたつを思い出す。
私が始めたのはクロマチックハーモニカというハーモニカ。ハーモニカにスライドレバーが付いていて、押すと半音階、ピアノで言うと黒鍵盤の音が出せる。
他のハーモニカは半音階が出せないので、曲によって調の違うハーモニカに持ち変えるのだが、クロマチックは一本で全ての音が出せる。
スティービーワンダーが吹いているのはこのクロマチックハーモニカ。
クロマチックハーモニカはクラシック、ジャズ、ポップスとどんなジャンルもカバーできる。
寂しいイメージがあったハーモニカだけど、面白いもので、吹く曲、吹き方によってはそのイメージがガラリと変わる。
ハーモニカを始めようか迷った理由はまた今度書くとして、YouTubeで、プロの演奏を聴いた時には衝撃的だった。
ハーモニカってこんなにカッコいいんだって思ったよ。なんとなく寂しいイメージがあって始めるのに踏ん切りがつかなかった気持ちはなくなり、上手くなれば人の心に触れられる楽器だと気付いた。
それが私がハーモニカを始めた理由のひとつ。ハーモニカを吹いた時に、ハーモニカってこんな深い音が出せるんだねって言ってもらった時は嬉しいものです。
まだハーモニカのイメージを寂しい楽器と思ってる人のイメージを変えたい。
そこにクロマチックハーモニカの面白さがある。