GIMPの勉強については毎回お世話になっているこちらのサイトを参考にさせて頂いています。
26 変形
統合変形の使い方
「統合変形」も「ハンドル変形」と同様にGIMP2.10から追加された機能で、
1.回転
2.拡大・縮小
3.剪断
4.遠近法
ツールのような補正ができるとのこと。
「統合変形」ツールの使い方
・ツールボックス⇒「統合変形」アイコン
・メニューバー⇒「ツール」⇒「変形ツール」⇒「統合変形」
・キーボード(ショートカットキー) Shift+T
「統合変形」ツールを使ってみる
①画像を開く
今回は下の画像を使用させていただきました。
②統合変形を使う
・ツールボックス⇒「統合変形」アイコンをクリック。
ちなみに「統合変形」ツールのツールオプションはこんな感じです。
③変形する画像をクリック
「統合変形」を選択した状態で画像をクリックすると、下のようなハンドルが表示されます。
1.中央に〇+のマーク
2.四角及び四辺の中心に□マーク
3.四角に◇マーク
4.四辺に◆マーク
とりあえず上の辺を拡大しました。
また、「統合変形」ダイアログが表示されます。
④「移動」してみる
「移動」については、ハンドルを使用せず画像をドラッグすることで移動ができます。
⑤角の□マークをドラッグ
四角の□マークをドラッグすることで「拡大・縮小」ができます。
縦横比を固定したい場合は、
・ツールオプション⇒「制限」⇒「拡大・縮小」にチェックを入れると、縦横比を保持したまま「拡大・縮小」が可能です。
⑥辺の□マークをドラッグ
四辺の□マークをドラッグすることで「拡大・縮小」ができます。
こちらも
・ツールオプション⇒「制限」⇒「拡大・縮小」にチェックを入れると、縦横比を保持したまま「拡大・縮小」が可能です。
⑦四角にある◇マークをドラッグ
四辺の◇マークをドラッグすることで「遠近法」のような変形ができます。
⑧四辺にある◆マークをドラッグ
四辺の◆マークをドラッグすることで「剪断変形」のような変形ができます。
ちなみに
・ツールオプション⇒「制限」⇒「剪断変形」にチェックを入れると、キャンバスに沿った「剪断変形」になります。
(キャンバスの外側まで変形することができません)
⑨「回転」してみる
「回転」する場合は、上述のハンドルは使用しません。
画像の外側をドラッグすることで「回転」することができます。
「統合変形」のツールオプション
今までと同じような項目については割愛します。
上でも少し使用しましたが、
「制限」
「中心から」
「中心点」
について確認します。
■「制限」
・「移動」
「動きが中心から45度に制限される」とのことです。
画像をドラッグして移動すると、カクカクとした動きになり配置が45度に制限されているようです。
・「拡大・縮小」
縦横比が維持されます。
・「回転」
5度ずつしか回転することができません。こちらもカクカクとした動きになります。
・「剪断変形」
レイヤーのエッジに沿って変形することができます。
レイヤーのエッジ以外に変形はできませんでした。
・「遠近法」
レイヤーのエッジに沿って変形することができます。
ただし「剪断変形」では、エッジ上でしか変形できないのに対し、「遠近法」ではエッジ部分でクリップすることもできますが、エッジ以外の場所にも変形させることができました。
【エッジにクリップ】
【エッジ以外でも変形可能】
■「中心から」
・「拡大・縮小」
中心〇+のハンドルに対し反対側も「拡大・縮小」する。
角の□マークをドラッグすると、上下左右同様に「拡大・縮小」します。
・「剪断変形」
「拡大・縮小」と同じような感じです。
中心のハンドルに対し反対側も変形します。
・「遠近法」
中心のハンドル〇×の軸が固定されるとのことですが、動作に違いがあるものの内容はよくわかりません。
チェックを外した時は、ドラッグしたハンドルしか移動しない(残りの3角は固定)に対して、「遠近法」にチェックを入れると下のように、四角の位置がかわります。
■「中心点」
・「スナップ」
チェックを入れることで、〇+のハンドルを中央に持ってきたときに吸い込まれるようにクリップされます。
・「固定」
〇+のハンドルを固定します。
【チェックを外した時】
画像変形に応じて〇+の位置も移動します。
【チェックを入れた時】
変形しても〇+の位置が変わりません。
今回は項目26 変形 その3 「統合変形の使い方」を勉強しました。
次回は項目26 変形 その4 「ゲージ変形の使い方」を勉強します。