GIMPの勉強については毎回お世話になっているこちらのサイトを参考にさせて頂いています。

 

 

 16 合成

  遠近法の使い方

 

遠近法ツールとは

※「遠近法」ツールでは、レイヤー、選択範囲を変形して遠近感を加える機能。

 

【正変換】

・正面から見えている画像を斜めから見たように遠近感を加えて変形させる。

 

【逆変換】

・斜めに見えている画像を正面から見たように変形させる。

 

 

遠近法ツールの使用方法

・ツールボックス⇒「遠近法」アイコンをクリック。

 

・メニューバー⇒「ツール」⇒「変形ツール」⇒「遠近法」を選択。

 

・キーボード(ショートカットキー) shift+P

 

 

遠近法ツールを使ってみる【正変換】

 

メモに文字を記入したようにする

①下の写真の左上にテキストで普通に文字を書いてみました。

 

 

②テキストを移動して遠近法ツールを使ってみる。

・ツールボックス⇒「移動」でテキスト文字を机の上(PCの左側)のメモのところに移動。

・ツールボックス⇒「遠近法」をクリック

・「遠近法」のツールオプションの「方向」を「正変換」を選択。

・キャンバスにマウスを持っていき左クリック。

 

 

③四隅にハンドルが表示されるので、マウスでドラッグして変形する。

※「遠近法」のツールオプションで、「プレビューを表示」を選択しておくと、変形した際のプレビュー画像が表示されます。

 

④問題なければ、「遠近法」ダイアログの「変換」をクリックして変形を実行する。

※フォントをもっと手書きの様なフォントの方が良かったですね。

 

同様にPC画面に下の画像をいれてみました

 

①上の内容と同様に、画像を移動して遠近法ツールを使ってみる。

・ツールボックス⇒「移動」で画像をPCの画面のところに移動。

・ツールボックス⇒「遠近法」をクリック

・「遠近法」のツールオプションの「方向」を「正変換」を選択。

・キャンバスにマウスを持っていき左クリックを押す。

 

②四隅にハンドルが表示されるので、マウスでドラッグして変形する。

 

③問題なければ、「遠近法」ダイアログの「変換」をクリックして変形を実行する。

 

遠近法ツールを使ってみる【逆変換】

PCのキーボード部分を正面から見たように変形する

※あまり良い素材ではないですが、とりあえず下の画像でPCのキーボード部分が斜めになっているので、「逆変換」で正面から見たようにしてみました。

 

 

①正面から見たようにする部分を選択する

・ツールボックス⇒「遠近法」をクリック

・「遠近法」のツールオプションの「方向」を「逆変換」を選択。

・キャンバスにマウスを持っていき左クリックを押す。

 

②「正変換」と同様に四隅にハンドルのついた枠が表示されるので、四隅をキーボードを囲むように選択する。

※枠が見にくいですが、キーボード部分を囲っています。

 

③「遠近法」ダイアログの「変換」をクリックして変形を実行する。

※キーボード部分が正面から見たように切り抜かれました。

 

 

 

遠近法のツールオプション

※サイトには「遠近法」のツールオプションについて説明が記載されていましたので、同様に書き写しておきます。

一つずつ実施すると時間がかかるので、内容を頭の片隅に入れておくようにサイトの内容を簡単に写しただけです。

 

変形対象

変形の対象を選択する。(上で実行しているのは全て「レイヤー」で実行しています)

①レイヤーを変形対象にする

②選択範囲を  ”

③パスを    ”

④画像を    ”

 

方向

上でも実行している 正面⇒斜め、斜め⇒正面 に変形する方向です。

 

①正変換・・・正面⇒斜め

②逆変換・・・斜め⇒正面

 

補間アルゴリズム

変形部分をどの色にするかの設定。

GIMPでの初期設定は「キュービック」。

 

①補間しない・・・元画像の一番近い画素の色を使用。画像品質が悪くなる。

②線形・・・元画像の一番近い4つの画素の色の平均を使用。画像品質は「補間しない」と「キュービック」の中間。

③キュービック・・・元画像の一番近い8つの画素の色の平均を使用。画像の品質は良くなる。

④NoHalo・・・高品質の補間処理をしたいときに選択。画像を元の大きさの半分以下に縮小する時に使用。

⑤LoHalo・・・同上で高品質の補間処理をしたいときに選択。回転や剪断のサイズを大きく減らさないときに使用。

 

クリッピング

変形後のサイズを4つの中から選択することが可能。

GIMPの初期設定は「自動調整」。

 

①自動調整・・・変更後の大きさを自動で合わせる。変更を行ったレイヤーサイズが大きくなる。

キャンバスサイズより大きくなったレイヤーは、

・メニューバー⇒「画像」⇒「キャンバスをレイヤーに合わせる」

で画像全体を表示可能。

②変更前のレイヤーサイズ・・・変形前のレイヤーサイズを元にして、はみ出た部分は削除する。

③結果で切り抜き・・・変形前のレイヤーサイズのままで、変更後の周りに透明部分が残らないように切り抜かれる。

④縦横比で切り抜き・・・「結果で切り抜き」と効果は同じで、縦横比が維持される。

 

プレビューを表示

画像を変形する際の四隅のハンドルを動かした際にプレビュー(イメージ画像)の表示の有無を設定。

 

①プレビューの表示にチェックを入れると

・Composited preview

・プレビューの不透明度・・・プレビュー画像の透明度の設定。

が表示される。

 

②「Composited preview」にチェックを入れると

・Preview linked items(リンクされたアイテムのプレビュー)・・・選択中のレイヤーだけでなくチェーンアイコンが表示されているすべてのレイヤーを変形させる。

 

・Synchronous preview(同期プレビュー)・・・サイトに説明がありませんでした。さっとググっても見ましたが説明されているところが見当たらないので別途要確認です。

が表示される。

 

ガイド

選択範囲作成時に構図の線(ガイド)を表示することが可能。初期設定では「表示しない」。

※これも他の機能にあるガイドと基本同じなので、項目だけあげておきます。

 

①表示しない

②センターライン

③三分割法

④五分割法

⑤黄金分割

⑥対角線構図

⑦グリッド線の数を指定

⑧グリッド線の間隔を指定

 

ハンドルを制限

ハンドル操作を制限して、ふちと対角線に沿って移動する。

 

中心から

中心点を中心に変形する。

 

 

今回は16項 合成 その3「遠近法の使い」について勉強しました。

 

次はサイト上では「レイヤーモード」になっていますが、本内容は項目10の「レイヤーモード」と同じ内容のため割愛します。

次回は16項 合成 その4「青空に加工してみよう」を勉強していきたいと思います。