GIMPの勉強については毎回お世話になっているこちらのサイトを参考にさせて頂いています。
13 画像を切り抜くいろいろな方法(その8)
人物を切り抜いてみよう
今回は「人物を切り抜いてみよう」というタイトルですが、内容は以前も勉強した「パス」を利用した切り抜きの様です。
復習も含めて勉強していきます。
パスで選択範囲を作成する
今回はこの画像の人物を切り抜いていきます。
①ツールボックス⇒「パス」を選択
②切り抜きたい部分を適当に拡大して、輪郭にパスを作成していく
③選択が終了したら、パスのツールオプション⇒「パスを選択範囲に」をクリック
これで、パスを選択範囲に出来ました。
境界線を自然な感じに修正する
※選択範囲でそのまま被写体を切り抜くと、境界線がギザギザになっていて合成で目立つので、被写体の境界線を少しぼかしてギザギザの境界線を自然な感じにするようです。
①境界線をぼかす前に少しだけ縮小する
・メニューバー⇒「選択」⇒「選択範囲の縮小」を選択
・「選択範囲の縮小量」のダイアログで少しだけ縮小する
参考サイトと同様に1pxにしました。
②境界をぼかす
・メニューバー⇒「選択」⇒「境界をぼかす」を選択
・「縁をぼかす量」のダイアログで縁をぼかす量を設定
これも参考サイトと同様に2pxにしてみました。
切り取る
※レイヤーマスクで切り取っていきます。
①レイヤーダイアログ⇒「レイヤーマスクの追加」をクリック
②初期化方法を「選択範囲」にする
③メニューバー⇒選択⇒「選択を解除」で選択を解除する
以上で選択範囲を切り抜くことが出来ました。
レイヤーマスクを編集する
※人物を切り抜くことはできましたが、選択が思ったように出来ていなかった場合は、レイヤーマスクを修正して切り抜き部分を修正します。
①ツールボックス⇒「ブラシで描画」を選択
②画像を適当に拡大し、ブラシサイズも適当なサイズに設定し、
描画色を白/黒に変更しながら、表示したい部分/透過したい部分 を修正していきます。
※レイヤーマスクをかけているだけなので、切り取る前の背景も残っています。
なので、切り取る前に選択していなかった、画像下部分の手すり?の部分をレイヤーマスクの修正で復活させることが出来ます。
以上で、人物を切り抜くことが出来ました。
但し、現状ではまだ「レイヤーマスク」で見えなくしているだけなので、元画像を完全に切り抜きたいときは、下記の「レイヤーマスクの適用」を実施します。
元画像にレイヤーマスクを適用したい時
①レイヤーダイアログの元画像のレイヤーの上で右クリック
②「レイヤーマスクの適用」をクリック
※以上で、レイヤーマスクの表示がなくなり、元画像に適応されます。
今回は13項のその7「人物を切り抜いてみよう」について勉強しました。
今回私なりの重要ポイントとしては、
●切り取る画像を選択しただけだと、境界線が不自然になるので、
・選択範囲を縮小
・境界にぼかしを入れる
等のケアをしていかないと、きれいな切り抜きが出来ない。
ということが、重要と感じました。
次回は「円形で切り抜いた画像に縁取りを付けてみよう」を勉強していきます。