HMB 4 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!



とっさに智のほうを向いた俺。

なんか言われるかなって思った俺の予想は大きく外れて、不機嫌なんて俺の見間違いだったのかと思うほど、普通にふにゃんと笑った智。

ほっとして声をかけると「んー?」といつも通りの柔らかい返事が返ってくる。

「帰り、早くない?」
「そうか?」
「撮影、早く終わったの?」
「ん」

いつもの智と俺の会話。
相葉さんと翔さんも今日の仕事の話をしてる。
潤くんはパスタの茹で加減を見ながら、フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて海老とホタテを炒めてる。

「とりあえず、あなたは翔さんとグラス出したりして、アッチに行っててください」
「んー。わかった」

ゆるい返事をして翔さんに声をかけて食器棚の方に歩いて行った。

潤くんのフライパンは海老とホタテを取り出してトマトペーストと生クリームが入って、コンソメ顆粒とお塩で味付けされていく。
相葉さんは握り終わった餃子をでかいホットプレートに並べて蓋をした。
俺の唐揚げはそろそろ2回目が揚がる頃で。
相葉さんはお酒のアテになりそうなツマミを作り始めた。


グラスを選んだ2人はリビングのやたら大きなローテーブルに綺麗なシャンパングラスを並べ終わって、もう退屈そう。


「なー、なんか手伝うことある?」
「え?」

翔さんが早速キッチンを覗きに来る。
相葉さんの手元を覗き込んで、何かすることないかって聞いてるけど...翔さん、包丁も怪しいしねぇ。

「あー、じゃあおーちゃんと先に飲んでて。これ、とりあえずおツマミ」
「お?え?いいの?」

相葉さんが差し出したのはハチミツをかけたクリームチーズと温めたクラッカーの乗ったお皿。

「あと少しだから待っててね」
「うん。ありがと」

そう言ってお皿を手に戻っていく翔さん。
それからビールを取りに来て、智と乾杯して飲み始める。

よし、今のうちに料理やっちゃおうと揚げ終わった唐揚げを盛り付けて、くし切りのレモンを添える。

相葉さんの餃子からもいい匂いがしてきて、潤くんのパスタは鍋からフライパンに移された。
トマトクリームソースの中には海老とホタテが戻されて、パスタと絡み合って美味しそう。
ガリガリとペッパーミルの音がして、お皿の上のパスタに粗めのブラックペッパーがかかる。

フライパンを洗い始めた潤くんの横で、相葉さんが餃子のタレを用意してる。

「かずくん!」

突然呼ばれて驚いたけど、見ると相葉さんの手元はタレまみれ。

「あーあ、こぼしたの?」
「なんか、倒れちゃって」
「倒れるようなところでやってるからでしょ」

運ぶためのお盆の上は、タレ皿がひしめいていてちょっと作業しにくそう。
そのうえでこぼれないようにやってたら、逆にこぼしたってことなんだろうな。

「まず、手を洗って。俺は皿の方やるから」
 「わかった!」

皿の下を確認して、汚れてないものをどけて汚れてるのは流しにおろす。
手を洗った相葉さんについでにお盆も洗ってもらって、布巾で水気を吸い取った。

今度はタレはテーブルでお皿に入れよって言うと「あーそっか!」とか言うから「あいばか」って笑ったら、ゆるーくヘッドロックとかかけてくる。

ゆるくてもこの人の方が力も強いし、体格が違いすぎて全然動けない。
パンパン腕を叩いたら「まーくんごめんなさいって言ったら離してあげるー」とか言って、うひゃうひゃ笑ってるし。
仕方ないから言ってあげたら「かずくんかわいー」だって。

ぼさぼさになった髪をまーくんに直してもらってると、横から翔さんの声。

「なあ、なんかしょっぱい系のない?」
「はい」

横から小皿を出したのは潤くん。
イカの塩辛の上に細く刻んだ大葉とゴマがかかってる。

「あ、サンキュ」
「いいよ」

お皿を受け取っても、まだ名残惜しそうにキッチンから離れない翔さん。

「もー翔ちゃん、あっち行ってて」

って相葉さんに言われて、いつもより撫でた肩でリビングに戻っていった。