大宮夫婦 結婚しようよ 66 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!




目覚めると良く知った筋肉質な腕に包まれてた。


細いけど男らしい綺麗な指が、俺の手をぎゅっと握ってる。



昨夜、お風呂上がりで潜り込んだベッドの中。

さとしに優しく抱き寄せられて、肩に頭を預けて眠った俺。


柔らかい眠りに落ちる前、さらさらと俺の腕を撫でる綺麗な指が見えた。

大好きなその指が俺の腕を、愛おしいと言っていた。



目覚めて最初にその指を感じた。

それが嬉しくて、そう思ったのと同時になぜか涙がポロリと零れた。


俺が手に入れたのは、この先の未来ごとのこの人だ。

愛し愛される未来。

この人のそばで笑ったり泣いたりしながら生きていける未来。


どうしよう。


そんなもの手に入れちゃって、俺どうしよう。


嬉しすぎて幸せすぎて、胸が苦しい。

温かい腕の中にいるこの現実が、ずっと続くだなんて。

涙が止まらなくて、鼻をズルっとすする。



抱きしめる腕の持ち主に、泣いてることを知られたくないのに、止まらない涙は俺のコントロールを離れてポロポロ落ちていく。


頬が濡れて、抱かれる腕も濡れていく。


ねぇ、幸せだよ。


俺、たぶん今までで一番幸せだ。


止まらない涙と鼻水が、俺の気持ちを溢れさせる。



小さな声で呟いてた。



「さとし、大好きだよ」



それだけで苦しくて、ぎゅっとつまる胸を掴むように裸の胸の前で手を握りしめた。




「かず...」



寝起きの少し枯れた声が聞こえたのと同時に、握りしめた手がさとしの手に包まれる。



「なんで泣いてんだよ」



起き上がって俺を見下ろして、心配そうに眉を下げて言う。


その眉に手を伸ばして、そっと撫でながら返事をした。


「幸せすぎて...泣けちゃうんです」

「そっか、なら泣いとけ。そのうち泣いてられないくらい幸せに慣れるよ」



そう言ったさとしは、やっぱり俺より大人で。

優しくて頼れるオトコの顔をしてた。



「そんなに幸せにしてくれんの?」

「当たり前だろ。お前のこと愛してんだからな」

「うん。知ってる」



んふっていつもの優しい声で笑って、優しいキスをくれるあんたは、俺の知らない顔をしてる。


そんなに甘い人だった?

そんなに幸せそうな顔、俺初めて見たよ。


俺があんたを幸せに出来るんだね。



俺たち幸せになれるんだ。




そう思ったらまたポロポロ泣いていた。