大宮夫婦 結婚しようよ 51 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!



「にの」




「にの」




「にーのー」




「かーずーくーーーん」

「おまっ!馬鹿じゃねぇの!」




テレビのレギュラー番組の撮影の合間に、相葉さんと雑誌の取材を受ける。


いつものライターさんとの会話も弾んで、写真もあっという間に撮り終わって『ありがとうございました』って、挨拶してリハーサル室を後にした。


週刊誌の連載の撮影はこんなふうに控え室にもなったりするリハーサル室で撮ることがほとんどだったりする。



次の衣装の後はたぶん翔さんと潤くんが取材だったよな。

考えながら5人の楽屋へ戻る廊下をいつもと同じように歩いてたら、隣を歩く相葉さんが俺の名前を何度も呼ぶ。


どうせさとしとの事を言われるのは分かってる。

だから無視してたのに、コイツは本当にバカで優しい。



かずくんって、お前、それいつの呼び方だよ。


うんと子どもの頃にお互いを呼びあってた時の記憶が蘇ってくる。



て、懐かしくなってる場合じゃないんだよね。


周りを歩いてるスタッフさんもこっち見てんじゃないか。


思わずバカって言っちゃって相葉さんの顔を見たら、わかりやすくしょげてるし。


俺の声がデカくてスタッフさんが振り向いたのかもしれないけど、原因は相葉さんだもん。



だけど、しょげてる相葉さんを放っておくことも出来なくて、小さくごめんって謝った。


そしたらもう、なんか嬉しそうになっちゃって「ねぇかずくん」なんて話しかけてくる。


あー、もう。

これ以上無視することなんて出来ない。


ため息をつきたいのをこらえて返事をする。



「なんですか」

「あのさ、どうするの?」


相変わらず主語のない話し方。

この人とさとしはこんな所がちょっと似てる。


それさえ俺の胸を痛めるって、コイツは気づいてるんだろうか?



「どうするってなに?」

「おーちゃんのこと」

「どうもしないです」

「なんで?」

「相葉さんに話す必要ないと思いますけど」




ムッとした顔してる。

あー、マズイかも。

この人がこんな顔してる時は爆弾落とすんだよ。



「まだ好きなんだよね」

「答える必要あります?」

「なんで?」

「なにが?」

「好きならそばに居たいんじゃないの?」




ほら



やっぱりだよ。


コイツは馬鹿みたいに真っ直ぐだから、その言葉に反論なんて出来ないんだ。


そんなふうに聞かれたら、うんって言っちゃいそうになるだろ。


だからヤだったんだ。



痛む胸を無視して一言だけ返事をした。



「当たり前のこと言ってんなよ」




その後はもう、相葉さんの言葉に返事を出来なかった。