happiness 178 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!




かずの手を握ったまま眠ってて、ふっと目が覚めたのは真夜中だった。



ソファーにもたれるみたいに寝てたから身体が痛い。


かずの手を少しだけ離して、ンーって伸びをした。

首を回したらコキコキって音がして、かずを起こしちゃうかもってドキッとしたけど、ソファーの上のかずはすやすや眠ってた。



月明かりに照らされて綺麗なかず。


点いてたはずの電気は消えてたから、きっと潤が消してくれたんだろう。


廊下の足元ライトの灯りが入口を明るくしてるだけの部屋。



眠るかずは綺麗で、穏やかな顔をしてる。



髪を撫でて
頬を撫でて

高いのに少し丸い鼻先にキスをした。



「かず....」



起こすのはかわいそうな気もするけど、ここで寝てたら風邪をひくかもしれない。


月はまだ高い位置で、朝までは時間がある。



「かず、起きれるか?」

 

小さな声で何度か声をかけると、ンンッとむずがるようにかずが身じろぎをした。



「かず、部屋行って寝よう」

「ん.....さと?」

「ソファーで寝ちゃったな」

「ん」

「部屋行こう」




コクっと頷いたかずの背を支えて起こすと、ブランケットをどけてかずを立たせる。


きゅっと繋いできた手を握りかえして2人で部屋に向かった。



部屋に置いてた水のペットボトルから少し水を飲ませて、かずを布団に寝かせて俺もその横に寝転んだ。


すりっと擦り寄ってきたかずに腕まくらをして、少し抱き寄せて背中を撫でるとフッとかずの力が抜けて、俺に体重を預けてくれる。


そのままスーッと眠りについたかず。



俺を殴ったことも、ハサミを振り回したことも覚えてないみたいだったけど、半分寝てたし朝にならないと分かんないなって思いながら、かずを抱きしめた。



朝、目覚めた時はどんなかずなんだろう。


また、あの目をしてたら
俺はどうするんだろう。


あの状態になったかずを、俺は止められるんだろうか。


ヒュッと胸の奥に震えが走った。



考えると眠れなくなりそうで、無理やり考えるのをやめた。



今考えたって仕方ない。

眠らなきゃ、身体がもたない。




耳元にかかる温かいかずの寝息を感じながら、俺も眠った。





翌朝目覚めたかずは、腫れ上がった俺の顔を見て驚いて。


昨日の夜、風呂上がりに足を滑らせて階段から落ちたんだって言ったら「さとし痛そう」って、俺の顔を左手で包むように触れて少し泣いた。