happiness 168 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!





ほんの5分くらいで潤が戻ってきたけど、かずは動かずに月を見てた。


潤は俺にだけ見えるようにキッチンの方を指さしたから「ココアいれてくるな」ってかずに声をかけて立ち上がった。




キッチンに入ると潤が小さい声で話し出す。



「雅紀、落ち着いてるって」

「そっか」

「ニノのこと大丈夫そうだねって言ってた」

「ん」

「なんか、聞きたいこととかあった?」

「や、いいわ」

「んじゃ、俺風呂入ってくる」




相葉さんが落ち着いたって聞いて、正直ほっとした。


あん時の相葉さんは、ヤバかった。

泣き叫ぶ姿が、かずと重なって見えた。



かずが少しずつ癒えていくように、相葉さんの心も癒えていくといいなと思った。





「かず、ココア」

「..........」



黙ったまま振り向いたかずが、俺を見上げた。

ローテーブルにココアを置くとスッと手を伸ばしてマグカップを触って


「熱い.......」


小さく呟いてから手に取って、ふーふーって冷ましてる。



その仕草が可愛くて、元気だった頃と同じで、目の奥が熱くなる。


じわっと涙でかずが滲む。


泣いちゃダメだって思うのに、ポロっと涙が零れて慌てて手で拭った。


ぐすっと鼻が鳴って、ヤベって思ったんだけど、やっぱりかずに気づかれたみたいで、かずが俺の方を見る。


なんにも言わずに俺の方に膝を寄せて、伸ばした親指の先で俺の目元をスルッと撫でる。



「さと.....」

「ん」

「さと.....」



心配してくれてるんだよな?




俺はまだ、お前の心の中にいる?



聞けないけど、聞きたいことがいっぱいあるんだ。

言えないけど、言いたいこともいっぱいあるんだ。



焦るつもりはない。

元通りになるまでは、きっと長い時間がかかるんだと思う。


何があっても離れるつもりなんてないんだけど、それでも、俺ってかずに必要なんかなって思う瞬間もある。



だけどさ。



だけど、やっぱり。



かず、俺のことまだ好きだよな。


かずの心の中に俺、いるよな。



そう思える瞬間もあって。




かずの気持ちを聞きたくなる。

色んなことを確かめたくなる。



今は出来ないってわかってても、そんなこと考えてる時がある。



かず、好きだよ。


出会ってから今までも

これから先もずっと。




どうしても潤んでしまう俺の目元を撫で続けるかず。



じっと俺の目元を見てる目は、まだ感情の色が無くて、ぼんやりしてるように見える。




ゆっくりと動く指先を俺の手で包んだ。



少しだけ目線が上がって、俺の目を見たかず。





キスしたい






急にこみ上げた気持ちを押し込めて、かずの手を両手でぎゅっと握った。