狛犬な2人♡追記あり | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!




「おーちゃん」

「..........」

「おーちゃん!」

「..........」

「おーちゃん!!」

「.....ふぉっっ!!」



台の上のおーちゃんは、ビクッとして落ちそうになってる。

ふらふらしながらガシッと前脚で台をつかんでやっと止まる。



「もー、何してるの」

「お前がビックリさせるからだろ」

「また寝てたの?」

「い、いや、寝てにゃい」

「アマガミしてるけど.....」


ビクッとして、頭をふるふるしてるおーちゃん。


やっぱり寝てたよね?





俺とおーちゃんは、この小さな町の神様を守る狛犬で、生まれたのはおーちゃんのが3ヶ月先だから、おーちゃんは俺の先輩?お兄ちゃん?

何にしても、俺より先に生まれてる。


同じ石細工の職人さんが俺とおーちゃんを作ってくれた。


長い長い年月をこの神社の境内で過ごして、ある日俺たちは動けることに気づいた。


あれ、生まれて100年くらいした頃だったかな?


突然おーちゃんがあくびしたの。

そんで


「眠い.....」


って、言った。



俺、その声聞いてビックリしたけど、俺も話せるのかなって思って、うーんって背伸びしたら身体が動いて。


その後掠れた声で


「ねぇ」


って、おーちゃんに話しかけたんだ。



おーちゃんと俺はそれからずっと仲良しで、夜になって誰もいない境内で2人で遊んだり、月を見たりして過ごしてきた。




ある日おーちゃんが俺のことじっと見て


「かず、月に似てる」


って言った。



俺は


「おーちゃんも似てるよ」


って、答えた。




それからは境内にある小さな森の中でキスしたり、抱きしめあったりして過ごした。


俺はおーちゃんが大好きで
おーちゃんは俺が大好きで


いつも2人は一緒にいた。



その夜は月明かりが綺麗で、おーちゃんがキラキラしてた。

そうしたらおーちゃんが俺のこと、またじっと見て言った。



「かずの目がキラキラしてて綺麗だ」

「おーちゃんもキラキラしてるよ」



ぎゅっと抱きしめあってたら、神様の声がした。


『そんなに好きか?』

「はい」
「はい」

『良かったな』



神様の声と同時に俺達の硬くて冷たい身体は、暖かくてふわふわの身体に変わった。


社務所の横にいつの間にか小さな小屋が出来ていて、中に入ると柔らかい敷物が敷かれていた。


「かず.....」

「おーちゃん.....」

「ひとつになろうか」

「.....うん。おーちゃんなら良いよ」

「大好きだよ」

「うん。俺も大好き」



それからおーちゃんは俺のこと優しく抱きしめて、甘ーいキスをくれて。

ひとつになって眠った。



朝になったらまた境内の台の上に乗って、夜は小屋で過ごす。



「おーちゃん」

「かず」



今日もおーちゃんにくっついて座ってる。

幸せだな。


神様、今日もありがとうございます。






おしまい♡




追記
狛犬なふたり♡
AMNさんの裏話はコチラから♡どうぞ(*゚∀゚*)