happiness 133 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!




止まったかずの手を見ながら怒鳴り散らす松にいの声に耐える。




「おいコラァ!!てめぇ、返事しろよ。何やってんだっつーの!とにかく今すぐ俺ん家に来い。来なかったらお前とは縁切るからな!分かったのかこのバカ!!」



あまりの怒りっぷりに、返事も出てこない。


俺、何を怒られてんの?

縁切るってなんだよ。訳わかんねぇ。


何でこんなに怒ってんだよ。



チラッとかずを見ると、ぽかーんとした顔でこっちを見てる。



電話の向こうは相変わらずの怒鳴り声。



「おい!聞いてんのか!!」

「聞いてる」

「聞いてるじゃねぇわっ!!」

「いや、ちょっと声デカイよ」

「うるせぇ!!」

「マジで、もう少し小さい声で頼むって」



怒鳴り声がかずに聞こえたらヤバイ気がして、そう言った。


ちょっと間があって少しだけ小さい声だけど、絶対怒ってる声でまた話し出した松にい。



「お前、今すぐ俺ん家に来い」

「は?無理」

「無理ってなんだよ。良いから来い!」

「いや、マジで今は無理だって」

「無理でも何でも来い!来なかったら縁切るぞ!」

「ちょっ!それは」

「嫌なら来い」

「や、でも今、本当に無理で明日.....いや夜じゃダメ?」

「ダメに決まってんだろ!!いいから来いよ!」



プチっと切れた通話。



「マジか.....」



どうしようもない気持ちになって声が漏れた。



行くしかねぇかな。



かずは休ませた方がいいし留守番するように言っておこう。


相葉さんも家にはいるし、自転車で速攻行って帰ってくればいいよな?


松にいがあんなに怒るなんてよっぽどだし、俺、何やったんだ?



「はぁぁぁ」



ため息しか出ないけど、とにかくサッサと松にいの家に行って帰ってこようって思った。




ジーンズにスマホをもう一度しまって、揺れるかずの前にしゃがむ。



動く手を掴んで無意識にチュッとキスしたら、ピクッとして手が止まった。


目はまだ何の表情もないけど、俺の方を少し向いてくれている。


嬉しくてギュッと抱きしめたくなったけど我慢した。




「かず、俺ちょっと出かけてくるな。松にいのとこ行ってすぐ帰ってくるから」



そしたらかずの目に優しい色が見えた。


すぐに消えてしまったけど、それは確かにかずの心の色だと思った。



またひらひら動きはじめた手を撫でて、ずり落ちてたタオルケットをかずに掛けて立ち上がる。



自分の部屋でいつものカバンを取ってきて、相葉さんの部屋のドアをノックしようとしたけどやめておいた。


あんなに顔色悪かったんだ。

寝てるかもしれない。


潤が帰るまでかず1人ならゆっくり出来るはずだし、眠ってるなら起こしたら悪いよな。


俺も1時間くらいで帰れると思うし.....。



静かな部屋の中の様子に、静かにドアの前からリビングに行く。




「かず」


ソファーのかずは振り返らない。

ゆっくり揺れてる。



「行ってくるな」



後ろから頭をぽんぽんって撫でて玄関に向かった。