Liar 27 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!



「おはようございます」

「おはよー、にのちゃん」

「おはよう、ニノ」



楽屋の扉を開けたら、翔さんと相葉さんだけだった。


いつも通りの挨拶をして、いつもの場所に座る。



「にのちゃん」

「なんですか」

「今日、何かあるの?」

「は?」

「あるの?」



相葉さんの問いかけに言葉を失う。なになに?なんなの?俺、挙動不審なの?

それともこの天然でミラクルな人が何かを感じ取った?


気づかれたりしないように、平静を装う。



「かずくん、なんか変だもん」

「何それ、気のせいでしょ?」

「それとも何かあった?」

「無いですよ」



うーんって首を捻る相葉さん。

呼び方がかずくんになってるから、かなり無意識に何かを感じ取ってるのかもしれないな。


俺にとって数少ない親友のこの人は、智とは別のやり方で俺を守ろうとしてくれる。


俺の何かを感じ取ったんだろうな。


嬉しいけど、言わないよ。


首を捻る相葉さんに心の中で謝って、いつもの場所に座った。



カバンからスマホを取り出したら、ドアが開いて潤くんと智が入ってきた。


いつも通りの挨拶。

いつも通りの場所につく。



いつもと違うのは俺の気持ち。


潤くんの顔色を確認するくせも、声を聞き逃さないように耳をすませるのも、今日が最後。



明日からは、ただのメンバーに戻るんだ。


ううん。


今までだって、そうだった。



この気持ちは俺の中にだけ存在して、どこにも存在しないのと同じ。



誰にも知られることなく芽生えて

誰にも知られることなく萎れていくんだ。






その日の仕事は嫌になるほど順調で、予定より少し早く終わった。


着替えを済ませてカバンをかけたら、潤くんから声がかかった。



「カズ、やっぱり早いな。ちょっと待ってて」

「うん」


待っててなんて、そんな言葉が嬉しい。

それは、その先を確保されてる言葉だから。


その音を忘れないようにしようと思った。


いつか、潤くん以外の人を好きになってもその音を忘れたくないと思った。



「お待たせ、カズ。行こっか」

「うん」



潤くんについて楽屋を出る。


少し前を歩く背中。


いつの間にか逞しくなったね。

ストイックな潤くんらしいよ。



潤くん、好きだよ。

どうしようもなく好きだよ。



潤くん


潤くん


今日で最後にするから

今日は好きでいさせてね。