Liar 9 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!



落ち着き始めた潤くんは、少しずつ色んなことを話してくれるようになった。


昔みたいに笑うようになって、飲んだりしながら話したり、うちに泊まりに来たりするようになって、いつしか一緒に眠るようになった。


手を繋ぐ時はあった。

寂しそうな潤くんに抱きしめられて、ひとつのベッドで眠る日もあった。


優しい腕の中で、頬に優しくキスされることも。



でも、それだけ。



若い頃特有のどうしようもない葛藤を、苛立ちを抱えて苦しんでた潤くんに寄り添っていただけなんだ。



少しずつ明るくなって、ギラギラしてても人を傷つけることで、自分を切りつけるような、そんな潤くんじゃなくなっていった。


それでも潤くんは俺の家に泊まりに来ていたし、俺も潤くんの家に行ったりしてた。



そしたら、潤くんがうちに頻繁に泊まってることを聞いた智が

「潤だけずるい」

とか言い出して、俺が潤くんと約束してない日には、智が泊まりに来るようになった。



「ねえ、なんでうちに泊まりに来んの?」

「え?やなの?」

「嫌じゃないけど、なんでかなあって」

「潤は?なんで泊まってんの?」

「は?」

「潤が泊まってるなら、俺が泊まってもいいだろ」

「いいけど.....」

「いいけど、なんだよ?」

「べつに、なんでもない...」



いつもこんな感じで、ちゃんとした理由は聞けたことがなかった。


それだけじゃなく、俺の家に自分の着替えを置いてくようになって、本当に何のつもりなんだろうって思ってた。


その関係が変わったのは、潤くんのドラマが始まって、視聴率がどんどん上がって行ったあの頃だった。



いつもは、毎週くらい泊まりに来てた潤くんが、そんな時間も取れないくらい忙しくなって、ドラマに打ち込んでる姿は本当にかっこよくて、俺、本当に嬉しかったんだ。


潤くんのモヤモヤも、少しはれるかなって。

悩んでる潤くんが、沢山の人の中でキラキラ輝いてたから。

とても光っていたから。


あの日、楽屋でぐうぜん二人きりになって、忙しすぎる潤くんはウトウト眠ってしまった。


風邪をひきやすい潤くんに、置いてあった薄い毛布を掛けてあげたら、聞こえてきた寝言。


「ず....かず.....好きだ.....」


ドキッとした。


心臓がバクバクして、かあーっと顔が赤くなるのがわかった。