あなたが好き 23 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!




タクシーが止まると同時に目を開けたさとし。


その顔.....。


滅多に見せない本気の顔。



どうしよう。

俺、どうしよう.....。



あんたのその顔を、プライペートで見るのはあの時以来だよね。


前に見た時は、俺に好きだって言ってくれた時。


燃えそうに熱い目で、言ってくれた。


『かずが欲しい。俺のもんになって。好きだ。かずが好きだ』



俺を欲しいと言ってくれるなら、何度だってあんたのもんになるよ。


骨まで、血の一滴まで。

俺の全部をあんたにあげる。



俺の心は、あんたを好きになった日からずっと、あんたのものだったんだ。


俺の自由になんかならないココロ。


あんたを見れば高鳴って、あんたと話せば嬉しくて震えて、あんたが少しでも冷たかったら凍りついたみたいに冷えきって、俺の全部はあんたのもの。



死ぬまでずっと。

死んでもずっと。



来世も、その次も。

この世界が消える日が来ても。


ずっとずっと、俺はあんたのものだよ。


あの日、俺が誓ったこと。


もしもあんたを好きじゃなくなる日が来ても、俺の心はあんたのもの。



その時は、俺は抜け殻になる。


あんたの所にも、他の誰かの所にも行けない。

行かない。




それくらいの覚悟で、あんたの胸に飛び込んだ。



ねえ、あんたはどうなの?


あんたを忘れようとした。心から追い出そうとした俺は、もうあんたのもんじゃなくなった?



その目が、その顔が怖いよ。





ぎゅっと握りしめた手は、1度も離されることなく部屋へと進む。


2人の部屋の玄関に入る。

無言のままでリビングにいく。


冷蔵庫から、お水を1本取り出して寝室に歩き出す。



寝室のドアを開けて、俺を部屋に誘う。


手を繋がれてなくたって、逆らうことなんて出来ない。

逆らいたいと思ったこともない。



さとしに手を引かれるまま、ベッドに座った。



「かずは、誰のもの?」

「さとしの.....でしょ....」

「本当に?」

「ほんとだよ」

「じゃあ脱いで....」



目で促されて、着たままだった上着を、シャツを、ジーンズを脱いでいく。


パンツに手をかけてさとしを見ると、コクっと頷いたから、迷わずそれも脱いだ。




「かず、綺麗だ」



さとしの手が頬に触れて、そのままベッドに押し倒された。


「さとし.....」



恥ずかしさより、不安が勝って。

早く抱きしめて欲しくて、だけど言えなくて。




さとしは、そんな俺をじっと見下ろしてた。