わんこのアルバイト日記 69 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!



俺がお腹を抱えて笑ってる間に、相葉さんがお茶を入れて、さとしはちゃっかりお茶菓子に用意されてたお饅頭を食べて、すっかりみんなくつろぎモード。


上着も脱がずに笑ってた俺だけが取り残されてて、なんとなく恥ずかしくなりながらコートを脱いでハンガーにかける。



「かず、こっち」


さとしがぽんぽんしてるさとしの隣の座布団に座ると、すぐにお茶が出されて、条件反射でずずっと飲んだ。



どうやらここは小さな客室の様で、今座ってる居間と続きの寝室、トイレと洗面台があるだけみたい。

浴衣は衣桁のしたの木の物入れに4組畳んで置いてあった。



お茶を飲みながら、夏に来た時の日の出の様子なんかを聞いていたら、部屋に仲居さんが来て


「露天風呂が空きましたので、どうぞご案内いたします」


って言われて、みんなで部屋を出た。


鍵はフロントに預けて、そのまま隣合った貸し切りの露天風呂に案内された。



全部で4つある露天風呂のうち、小さな2つを借りたらしい翔さん。仲居さんに言われた通り、使用中の札をかけて、それぞれの露天風呂に分かれて入った。



脱衣場に入る引き戸をひくと、檜の柔らかい香りが漂っていて、心が休まる。


思わず深呼吸してたら、さとしがふふって笑った。



「かず、中はもっといい香りするだろ。早く入ろうぜ」

「うん、そうだね」


ササッと脱いで、脱衣カゴに脱いだものをまとめて入れて、もう一つのカゴに持ってきた浴衣を置いた。


さとしに腰を抱かれて、エスコートされるように露天風呂に出た。





竹垣に囲われた箱庭の様な小さな庭に、張り出すように檜の浴槽があって、手前にシャワーのついた洗い場がある。


庭の左手に小さな石燈籠があって、横には小さな竹が生えていた。


砂利が敷きつめられた庭にお湯が時折流れでて、シャラシャラと音がする。



今日は月明かりが綺麗で、浴槽の上にある屋根の灯りを消しても良いんじゃないかな、なんて思ってしまう。


ほんの少しぼんやりしてたら、さとしにザザーっとかけ湯をされて、サッと身体を洗われてお湯に浸かるように言われた。


大人しくお湯に浸かると、さとしもサッと身体を洗って


「さみいっ」


って言いながら、ざぶんとお湯の中に入った。




檜の浴槽がお湯を軟らかくして、本当に気持ちが良い。香りもふんわりと漂って心底リラックス出来る。



「かず、気持ち良いな」

「うん。気持ち良いね」

「翔くんに感謝だなあ。年末にこんな風にゆっくり過ごせると思わなかったもんな」

「うん。2人だったら、家でテレビ見てゴロゴロで終わってたね」

「な」

「うん」



月明かりがさとしの目をキラキラ輝かせて、なんだかいつもよりカッコイイ気がする。

顔をバシャっとお湯で洗ったせいで濡れた前髪を、後ろに流してたのに、少しだけはらりと額に落ちてきててすごく色っぽい。


雄の匂いが立ちのぼるみたいで、ちょっとクラクラしそう。



そんなこと考えてさとしを見ていたら、さとしが俺の方をパッと見て



「かず.....すげえ色っぽいな......」



って、キラキラ光る瞳で告げられて。


あっ!と、思った時には



さとしの腕の中で、深いキスを受けていた。