また今日も大宮の言いなりに? 番外編 11 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!



俺を押し返す雅紀の顔を見たら、泣きそうな目をしてて、なのに笑ってて。


何を言ったら良いのか、何か言っても良いのかわからなくなって、じっとその目を見つめた。


「しょーちゃん、ありがとう」


掠れてたけど優しい声と表情で言われて、ああちゃんと気持ち伝わったんだって、ほっとしたんだ。


もう一度、好きだってちゃんと言って、これからは何度だって言って、雅紀を2度と不安にさせたりしないって、心の中でも誓って。


雅紀を抱きしめようとしたとき、その声が聞こえた。



「今まで、ありがとう。これでお別れだね」


一瞬綺麗に笑った雅紀が、俺を押し退けて玄関のドアに手を伸ばす。


「雅紀?なに言ってるんだ?」


その手を掴まえて、焦って話しかける。


「だから、もう終わりなんでしょ?だから、サヨナラだよね。別れるんだから」



泣きそうだったのは、別れるから?

もう、涙も見せてはくれないのか?

なんでそんな顔してんだ。


なんで別れることになってるんだ?



「じゃあね、しょーちゃん。大好きだったよ」


開いたドアを、雅紀の手ごと引いてもう一度閉める。


「待って!雅紀、なんで別れるんだ?」

「え?」

「俺は、別れるつもりなんかないぞ」



きょとんとした顔で俺を見る雅紀。

何がどうなって、こうなってんだ?


とにかく、なんかの行き違い、誤解、そんなやつだ。


肩を持っておれと向かい合わせにして、顔を見て言う。

ここで言わなきゃ、雅紀は俺のことずっと信じてくれないだろう。



「俺、俺は、雅紀が好きだっ!!」

「え?」

「ちょっと恥ずかしいのと、クールな男がカッコいいと思って、言えなかった。てか、言わなかった。ごめん!!」

「ちょっと待って.....しょーちゃん、俺、よくわかんない....」

「好きなんだ。もっと好きになってもらいたくて、勘違いのバカやってたんだよ。雅紀が好きだ。信じて」

「嘘だ....」

「嘘じゃねえよ。好きだ。雅紀が好きだ」

「しょーちゃん.........」

「信じて雅紀。本当に好きなんだ。離したくないんだ」



ポロリとこぼした涙の粒が床に落ちた。


そっと引き寄せて抱きしめた雅紀は震えてた。