逢いたくて 27 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!

大宮さんの妄想bl小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
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誰かが、髪を優しくすいてくれる。


意識がボンヤリする。

身体が重い。



ああ、そうか。

俺、おーのさんにヤられたんだ。



なんで、あんなこと?


うちに来て、落ち着かない様子のおーのさんに、コーヒーをと思った途端に襲われた。



何回もやだって、やめてって言ったのに。


俺のこと、好きって言ったのに、なんで俺の気持ち確かめずに、あんなこと....。



考えても、考えてもなにもわからない俺の耳に、ふっと聴こえた大好きな人の声。


「かず、ごめんな。愛してる」



その声の優しさが、大切なものに触れるような、その手の温もりが、この人の言葉が
本当だって教えてくれる。



唇に優しく触れるモノ。

キス......したの?



唇が離れて、目を開けたら俺に背を向けるおーのさんがいた。


ねぇ、なんであんなことしたの?


ねぇ、なんでキスしたの?


ねぇ、なんで愛してるって言ってくれたのに、あなたは俺に背を向けるの?




歩きだそうとした、あなたのTシャツの裾を掴んだ。



「ねぇ、どこ行くの?」

恐ろしく掠れた声に、自分の声だと思えないくらい。


「ねぇ、俺のこと、捨てていくの?」



バッとあなたは振り向いて、俺を見た。

その目に、涙が浮かんでた。


「かず......」

「なんで、行っちゃうの?なんで、あんなことしたの?なんで、キスしたの?ねぇ、なんでなんでなんで!!」


話してるうちに、興奮してきて、気持ちがコントロール出来ない。


「かず、かず、落ち着いて」


抱きしめられた腕に、少し安心する。

あんなに酷いことされたのに、まだこの人を好きだなんて、俺本当にどうかしてる。


俺は、ずっとこの人に抱かれたいと思ってた。だけど、あんなのは違う。

辛そうな苦しそうな顔で、愛してるとも、好きだよとも、言われないままで、なんでって聞いても答えてはくれなくて、やだって言っても、やめてくれなくて。


俺を抱いてるけど、俺を見てくれないなんて、あんなにつらいのは初めてだった。


酷いことをしたこの人の腕の中から、どうしても聞きたいことを言った。


「おーのさん、どうして俺を抱いたの?」


おーのさんは、苦しそうに顔を歪めたあと、話だした。


「ごめん。おいら、かずが好きなんだ」

「はい」

「お前が、山田とキスしてるの見たんだ。そんで、山田とかずが恋人になる前に、お前をおいらのもんにしなきゃダメだって思ったんだ」


びっくりした。

あの涼介とのキスを見られてたなんて思わなかった。

それで、あんたは俺を無理矢理にでも自分のモノにしようと思ったの?

なんだよ、それ。

あんた、めちゃくちゃ俺のこと好きなんだね。

どうしよう。


嬉しい。