逢いたくて 26 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!

大宮さんの妄想bl小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
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眠ったかずの顔を見てた。


涙の跡が頬に残って痛々しい。



嫌がるかずを無理矢理抱いて、泣かせて、せめて痛くないように、柔らかくしてゆっくり時間をかけたつもりだけど、こうして、意識をなくして眠るかずを見てると、おいらのしたことが、どんなに酷かったのかよくわかる。







「あ ん ....あ あ っ......さとしっ...」

「かず、かず....好きだ。愛してる」


最後、朦朧としたかずに告げた愛の言葉は、かずに届いたんだろうか?


きっと、届いて無いだろう。


意識をなくして眠る直前、なんでってかずは、呟いた。




お前を、こんなに好きなのに。

かずしか、いらないのに。


なのに

おいら、なにやった?





かずの身体を温かいタオルで拭いてやる。

ベッドに連れていって布団をかける。


枕元の床に膝をついて、かずの寝顔を見る。

ゆっくり髪をすいて、額に口づけた。


「ごめんな、かず」

このまま、ここにいてかずの寝顔を見てる資格なんてないのに、離れたくない。


起きたかずが、嫌な思いをするから、早く帰らなくちゃいけないのに。


おいらに抱かれながら、嫌だって泣いたかず。その唇から、山田の名前が一度だけ出た。助けてって言葉と一緒に。


ごめんなかず。

お前、もう気持ち切り替えちまったんだな。おいら、遅すぎたんだな。


もう、2度とお前に近づかない。触れたりしない。




「かず、ごめんな。愛してる」


最後に一度だけ、唇にキスをして立ち上がった。


名残惜しかったけど、背を向けた。


歩きだそうとした時、おいらのTシャツの裾を、かずの手が握った。