逢いたくて 20 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

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大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!

大宮さんの妄想bl小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
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かずに、好きだと言った。





スタジオから楽屋に戻る廊下で、隣を歩いてたかずに声をかけた後輩。


「和さん」


その声の柔らかさに驚いた。その呼び方も。 

この間は、和也さんって読んでたよな?


いつの間に和さんになったんだ。

反射的にかずを、横目で確かめる。


照れくさそうに、嬉しそうに笑うなんて、お前、こいつが好きなのか?


お前の好きなのはおいらじゃないの?

そりゃ、昔みたいな熱い目は見せてくれなくなったけど、それでも繋ぐ手から、おいらに伝わってくる優しいものは、あれは、愛情じゃないのか?



あの日から、おいらはずっとお前が好きなままで、だけどそばに居てくれたから、気持ちは変わらなかったんだって思ってた。


違ったのか?


お前、とっくにおいらに愛想尽かしてた?



かずが誰かのものになる。

初めて現実のこととして、俺の前で起きようとしてる。

いや、初めてじゃないか。

あれから、おいらもお前も、何人かの女の子と付き合ったよな。長続きはしなかったけど。

それでも、お前が本気じゃないのはわかったから、おいらはお前が戻ってくるのをいつも待ってた。


だけど、今回は違う。

おいらの本能が気をつけろって言う。



だから、廊下の角を曲がったところでかずを、待ち伏せた。


気持ちを確かめようと思ったけど、こんな廊下でそんなこと出来るわけないし、今日の夜会えるかって聞いたんだ。


だけど、山田と会うって。

しかも涼介なんて呼んでて。


なんだよ。おいら、間に合わなかったのか?もしかしてもう遅いのか?


そう思ったら、楽屋から帰ろうとするかずを掴まえて、「好きだ」って言ってた。


かずは、なんにも答えてくれないまま、帰ってしまった。



かずを掴んでた手は、宙にさまよって、おいらの身体の横に戻った。