遠くまで~可愛い小悪魔 9 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!

大宮さんの妄想bl 小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
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「かず。俺の話聞いて」

泣いてる瞳に口づけて、涙を舐めた。


うるうるの目で、俺を見上げるかずが可愛くて。またキスをしたくなるのを堪える。


「かず、お前と連絡取れなくなった後、うちの母さんも、父さんも、姉ちゃんも、めちゃくちゃ心配してた。かずくんどうしたんだろうねって」


話し出すと、かずの身体が強ばる。

余計なことを考えなくて済むように、何度も触れるだけのキスをしながら話す。


「父さんも、かずの親父さんの会社に電話したらしいけど全然捕まんなくて、会社の人に聞いても歯切れ悪かったらしい。そんなことしてたなんて、俺もこないだ知ったけど」

「うん」

「母さんたちは、かずは可愛いくて、モテモテだろうから、俺がフラれても仕方ないって思ってたんだと。ムカつくよなー。かずは俺だけだっつーの」

「さとちゃん...」


かずの涙が止まった。口許が小さく笑ってる。


「そんで、こないだ電話でかずの事情を話した。そしたら、良かったわねーって。じゃあ、夏休みはかずくん連れてくるのよねって、ウキウキしてんだよ」


「本当に?」


心配そうに言うかずが、可愛くて堪らない。


「本当に。俺にはかず以上の人はいないって。だから、ご近所の人達を呼んでパーティーねって浮かれてるよ」


「さとちゃん」


「かず。俺はかずが、好きだ。一生好きだ。かずだけだ」


俺の言葉を、じっと聞いてるかず。


やべえ、緊張する。

一呼吸して、言った。


「かず、一生俺と生きていって欲しい。結婚して欲しい。戸籍のことは、ゆっくり考えよう。だけど、夏休みにふたりだけで、アメリカで結婚式しないか?」


母さんから、ロスに連れてこいって言われて、すぐに考えた。

正式じゃなくても、ロスにはゲイの人が結婚式を出来る教会がいくつかある。


正式に、恋人として、改めて家族に合わせるんだ。


かずが、嫌じゃなければ、生涯のパートナーとして会わせたい。



重いかな?

まだ早いかな?


怖じ気づいて、なかなか言えなかった。

その事が、かずを不安にさせたなんて。


本当に俺ってバカだ。