大宮さんの妄想bl小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
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しょーちゃんが、固まってる。
どうしよう。家事が苦手って聞いて、行ってあげるって、つい言っちゃった。
どうしよう。
どうしよう。
鼻の奥がつーんとする。
鼻水が垂れそうでずずっと啜った。
「雅紀?どうした?」
しょーちゃんが優しい顔で、俺の顔を覗きこんでる。
「ごめん... しょーちゃん」
「何で謝ってる?」
「俺......出過ぎたこと言って」
「そんなことないよ。それより雅紀、泣いてる?」
「なっ、泣いてなんか...ないよっ」
嘘だってバレバレだと思う。だって思いっきり鼻声だし。顔を見られるのが恥ずかしくて俯いた。
「そうか。なあ、さっきの本当?」
「何が?」
「うちに家事やりに来てくれるの?」
「それは......」
「俺は雅紀が来てくれたら嬉しい。来て欲しい」
「うそ...だ」
「嘘じゃねえよ。来て欲しい」
真剣な声に、顔をあげた。
しょーちゃんの顔は真剣で、嘘じゃないってちゃんと分かった。
「しょーちゃん、俺しょーちゃんが好き」
「バカ、先に言うなよ。俺も雅紀が好きだ。今、分かった」
苦笑いのしょーちゃんが、格好いいって思った。
「あのさ、本当にこんな人ばっかなのか?俺の周りは。公開告白とか、良いけどそれ以上は今度にしてよ」
「あっ、松潤ごめん」
「ああ、悪かったな、松本」
松潤の声に、我に返った。そうだここ、松潤の家で、かずくんも居たんだった。
かずくんごめんねって言おうと思ったら、そのかずくんが抱きついて来た。
「まーくん、良かったね」
ふわふわの仔犬みたいなかずくん。髪を撫でて、ありがとうって返事をした。
それから、お祝いだってビールを飲んで、おつまみも作って、気づいた時には、エロかずくんが降臨してた。
「ねぇねぇ、しょーさんはあ、どう思いますか?やっぱり、僕が、もっとえっちしたくなるようなー、色気たっぷりになるのがいいんですか?」
「あの、ニノそれは......」
「ですよね。言いにくいですよね。僕、本当にさとちゃん好きなんです。もっともっとえっちもして、心も身体も僕の全部をあげたいんです。それに、さとちゃんにされるの気持ち良いから」
とんでも無いこと言いながら、可愛らしく小首を傾げてる。
「雅紀、松本。これが大変なニノ?」
「そう」
「そうです」
はあーーーって溜め息をついたしょーちゃんは、すぐにメールを打った。
「これは、智くんがどうにかしてやんないと、ダメだよ。今、連絡しておいたから、明日には、ニノの不安も消えると思う。松本、一人じゃきついな」
「ありがとうございます」
「しょーちゃん、ありがとー」
フフって笑ったしょーちゃんは、大人って感じで本当に格好いいって思った。