大宮さんの妄想bl 小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
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着替え終わって、鞄を持った。
そのタイミングで
コンコン
楽屋のドアをノックする音。
ドアの一番近くにいた翔くんが、返事をした。
「はーい。どうぞ」
「失礼します」
入ってきたのは、キラキラの後輩。
おいらとも共演したことあるし、メールも時々するくらいには仲も良い。
おいらたちの番組にゲストで来たときも、おいらに憧れてるって言ってた。
だからこそ、楽屋に置いてあった雑誌の、こいつのインタビューを読んで、おいらの心はざわついたんだ。
「憧れてるって、簡単に言えないくらい遠い存在。いつか追い付けたら...... 」
って、そんなようなことが書いてあった。
それって、本気のやつだろ?
憧れを超えて、本当に近づきたいって、そうゆうことだよな。
それはダメだ。かずに近づくのは許さない。咄嗟に頭を過った考えに、頭を抱えたくなる。
「ニノさん。お待たせしました。行きましょうか」
「あー、もうお前、迎えになんか来なくて良いって言っただろ?」
「いえ。俺が迎えに来たかったんです」
「なになに?最近仲良いなーとは思ってたけど、お迎えくるくらいの仲なの?」
「何言ってるんですか。そんな仲じゃありませんよ」
相葉ちゃんの言葉にドキリとする。
即座に否定したかずの言葉にほっとする。
「さて、山ちゃん行こっか?」
「はい。あ、荷物持ちましょうか?」
「バーカ。俺は女子じゃねえよ」
「ふふ。筋肉無いんですよね?」
「うっせ。笑ってないで行くぞ」
「はーい。皆さん、お疲れさまでした。お先に失礼します」
「お疲れさまです。お先に失礼しまーす」
かずは、山田に、おいらの大好きだった、あの柔らかい笑みを見せて、微笑みあって帰って行った。