大宮さんの妄想bl小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
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可愛らしく笑ったかずを抱きしめて、かずの荷造りを手伝った。
おばさんには、長期の出張に俺と行くことになったと、言ってきた。
早く、かずが、あの家に帰れますように。
「にのぢゃーん。」
また、感極まった雅紀がかずに、抱きついてる。
「雅紀。お前、いい加減にやめろ。」
「良いじゃん!おーぢゃん居なぐで淋じぞうながじゅぐんを、じゅっど松潤ど見でぎだんだぼん。」
泣いちゃって、鼻がぐすぐずで、何言ってるのか分かんない状態で、雅紀が話してる。言いたいことは分かるけどな。
「まー、分かったから。お前、鼻詰まって息出来てないじゃん。ほら、ティッシュ、鼻かめよ。」
「うん。」
「雅紀、松本、岡田、本当にありがとう。かずをずっと守ってくれたこと、感謝してる。」
「さとちゃん..」
「俺、これからずっとかずの側に居るから。ちゃんと幸せにするから。」
「うん。おーちゃん、頼んだよ。」
「大野さん、よろしくお願いします。」
「大野、頼むよ。俺の弟だからな。」
「ありがとう。これからもよろしくな。」
それぞれから、おうとか、うんとか返事があって、ふっとかずを見たら、目に涙が浮かんでた。
「かず... どうした?」
声をかけても、ふるふると首をふってじっと涙を堪えてる。
どうしたんだ?
俺、なんかやっちゃったのか?
そしたら、かずが小さな声で話出した。
「翔さん、さとちゃんの側に居てくれて、ありがとうございます。僕が勇気が無くて、さとちゃんに辛い思いさせてたのに、さとちゃんは、こんなに僕のこと思ってくれてて。僕、これから、さとちゃんのそばでずっと、笑って生きていきます。翔さん、僕のこと、許してくれますか?」
言い終わって、ポロポロっと涙を溢した。