鍵は誰のもの? 5 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!





楽屋に置いてあったアンティーク調の鍵。



雅紀から潤、潤からニノ、ニノから智くんに渡って、今、俺の手の中にある。


「翔くん、はい。」

って、あめ玉でも渡すような気軽さで、俺に鍵を渡した。


ニノに髪を撫でてもらってご機嫌な智くん。たぶん、ニノから鍵を取り上げたかっただけなんだ。

ニノが鍵を持ってたら、撫でてもらえないからね。


本当、凄いよ。

ずっとラブラブだもんな。


付き合いだす前、智くんは年上の自分が、先に理性無くすわけにいかない。

あいつには、女と居る未来もあるはずだって、ずいぶん冷たくしたりしてたよね。


だけど、愛情は隠せなくて、溢れて、カズへと流れ込んで。

一人じゃ受け止めきれなくて、混乱したカズが、智くんに泣きついて...


それからふたりで居るんだもんな。


俺が、しょーちゃん、しょーちゃんって懐いてくる雅紀を、可愛いと思ったあの夏。

迷って、悩んで、ぐっちゃぐちゃの俺に、智くんが言ったんだ。


「好きなもんは好きなんだよ。
逃げても追いかけてくるし、どうせ、立ち止まって受け止めちまうんだから、早めに捕まえてやれよ。」


その言葉を、それでも何日か考えて、雅紀を見たら、キラキラしてたんだ。


目を反らすことなんて出来なかった。

雅紀からも、雅紀への気持ちからも。



あれから、どれくらい経ったのかな。

忙しすぎて、日にちも忘れちゃうような毎日を、いつもフラットに戻してくれる。

雅紀が居るだけで、落ち着くんだ。


受け取ってくれよ、あの宝箱は、俺が用意したんだ。

鍵はマネージャーに頼んで置いてもらった。メンバーにサプライズプレゼントしたいって。


リオに行く。その間、雅紀が俺を近くで感じられるように。


これなら、受け取ってくれるだろ?

エンゲージリング

俺の未来は、雅紀の隣にあるから。






「雅紀、ほら、鍵開けたいんだろ?」





鍵は、君のものだから。




おしまい