遠くまで 76 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!

大宮さんの妄想bl小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
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真っ青なおばさんを見て、ガタンと立ち上がったおじさんが駆け寄る。


「和美、和美?大丈夫か?」

「あ、あなた... 。」

「どうしたんだ?買い物に行ったんじゃなかったのか?」


「お父さん、お母さん忘れ物しちゃったからって、取りに戻ったの。僕は車で待ってたんだけど、お母さん戻って来ないから様子見に来て、そしたらお母さん、扉の前で真っ青な顔してて、話しかけても返事しないから、僕... 僕... 」



必死に、話すかずをギュッと抱きしめたおじさんは、おばさんの腰に手を回して、居間のソファーに連れていって座らせた。


それから、おばさんの前に膝をついて目線を合わせた。

おばさんの目線は、やっぱり少しズレていて、現実と噛み合わないおばさんの記憶みたいだと思った。


「和美。聞こえるか?俺が分かるか?」


優しい声で、静かに話しかけるおじさんに、強張ったおばさんの肩から力が抜けたように見えた。


「どこから聞いてた?」


おばさんの目に光が宿って、スッとおじさんを見て、言った。


「優ちゃんが、死んでるって、言ってた。じゃあ、この子は? ... 誰?」


「和美!俺達の息子だろう?和也だよ。」


「和... 和也.......」


「お母さん。僕.... 和だよ?お母さん?」


「....和?」


「あなた、少し目が回るの。横になっても良いかしら?」


「良いよ、もちろん。ゆっくりするといい。」


「和くん、ごめんね?今日のお出かけは、また今度にしていい?」


「っ!お母さん... 。うん、良いよ。いつでもお母さんの良いときに行こう。」


「ありがとう。和くん。」




おばさんは、おじさんに支えてもらって、寝室へ行った。


かずを見ると、目に涙をいっぱい溜めていた。その目で俺を見た。。


「さとちゃん、なんでいるの?」

「おじさんに話があって。」

「お母さんのこと?」

「うん。俺が、口を出すことじゃ無いのは分かってたけど、ごめん、黙ってられなかった。」

「何、話してたの?僕、ほとんど聞いてないから。」

「そうだよな、ちゃんと話すよ。」


かずの目を見て、自分がかずの家に来た理由を話した。